防犯ブログ
- 犯罪手口
2007年11月08日
灯油盗、12件も 価格上昇で転売狙う /北海道
◇ローリーで給油を装う
灯油価格の高騰を背景に、札幌市内のマンションなどで9月以降、屋外に設置された無施錠の灯油タンクから灯油が盗まれる事件が相次いでいます。犯人はタンクローリーで乗り付けて給油を装って抜き取っているとみられ、道警は転売目的の窃盗事件として捜査。
灯油販売業者は「タンクに鍵を付けてほしい」と呼びかけ、ホームセンターでは鍵付きのタンクのふたが売れています。
■業界関係者が関与?
札幌市白石区の自動車販売店の店員は9月、灯油タンクの残量を示す針が下がっているのに気付き、「漏れているかもしれない」と思って業者に点検を依頼しましたが、異常は無い。タンクは建物脇の目立たない場所にあり、盗難被害に遭った可能性が高いと判断し、鍵付きのふたを取り付けました。盗まれた時期や量などははっきりしないため、警察には届けていません。
道警によると、9月1日からこれまでに、同様手口とみられる灯油窃盗の被害届が12件出ており、盗まれた量は計約7800リットルに上ります。白石区が6件と半数を占め、豊平区2件、中央、南、東、手稲の4区が各1件。12件のうち9件はマンションなどの集合住宅、2件は一戸建て、1件が会社。
一般家庭での灯油の年間消費量は約1800リットル。道警は「個人使用が目的ではなく、転売目的の可能性が高い」と話し、白石区の自動車販売店のように被害届を出さなかったり、盗まれたことに気付いていないケースもあるとみられます。
過去に発生した灯油窃盗は、タンクから屋内に伸びたパイプを切断して抜き取るという方法が主だった。今回はタンクに損傷は無く、タンク上部の無施錠の給油口のふたを外して、タンクローリーのホースで吸い込んだと推測されます。
販売先が被害に遭った灯油販売会社は「タンクローリーを使えば、給油作業と見た目は変わらないため、不審に思われにくい」と説明。「業界関係者などが絡んでいる可能性が高い」と話します。
■鍵付きのふたに人気
こうした事態を受け、燃料業者は取引先に対し、タンクの給油口のふたを鍵付きに交換するよう呼びかけています。
ホームセンター「サンワドー新発寒店」(手稲区)では、鍵付きのふたを約4000円で販売しています。窃盗が発覚した10月末から人気が集中し、品薄状態が続き、同店は「近くで盗難があったと聞いて購入する人が増えたようです。主にマンション管理会社から問い合わせが寄せられているという。
一方、これまで業者は使用量などを定期的にチェックし、取引先の立ち会いなく減った分を給油していました。しかし、鍵付きのふたへの交換が進むと、鍵を開けてもらう必要が出てきます。「札幌地方石油業協同組合」は「鍵設置が増えれば、タンク所有者の立ち会いが必要になり、業者の手間が増える」とジレンマに悩みます。
「日本エネルギー経済研究所石油情報センター」(東京都)によると、道内の灯油の店頭価格は02年10月に1リットル当たり43円だったのが、今年10月29日時点で同83円と2倍近くに上昇。道警は「これから寒くなり灯油の需要が増えれば、さらに盗難が増える可能性がある」と警戒を強めています。
灯油やガソリンタンクは屋外・敷地内におかれている場合も多く、やはり「敷地内に不審者を入れない」ことこそが最大の防御、防犯 対策となります。
つまり、防犯 対策において「外周警備」が非常に重要視されてきているのです。
「外周警備」というと、赤外線センサーや感圧センサー、フェンスセンサーなどで、塀やフェンスを乗り越えようとした侵入者を検知し、ベルやサイレンで威嚇撃退するシステムです。
こうした防犯 システムの場合、問題となるのが、使用するセンサーの感度や誤報対策。
その点セキュリティハウスでは警備市場でトップシェア、高品質商品である竹中エンジニアリングの商品を使用。
・赤外線ビーム光が本来の距離の10倍に設定されているので濃霧などの環境にも強い。
・4段ビームを採用している機器もあり、木の葉や小動物で誤動作しにくい。
・15m用から最大600m用までラインナップが豊富に揃っている。
・一般家庭から特殊施設まであらゆる場所での使用が可能。
となっています。
又、施工・調整もセキュリティのプロが行って初めて正しく動作します。
外周警備こそ防犯 対策の要。
業者、使用する商品ともに正しい選択が必要です。