防犯ブログ

  • 侵入手口
2007年11月13日 ゴマキ弟 金属窃盗「10件くらいやった」

アイドルグループ「モーニング娘。」元メンバーの後藤真希さん(22)の実弟(21)が窃盗で逮捕された事件は多くの人に衝撃を与えました。

そのゴマキ弟が行っていたのが「金属窃盗」
金属の価格が中国の建築ラッシュで大幅に上がったことを受けての転売目的の盗難です。

逮捕された後藤容疑者は今年9月に東京都渋谷区の建築現場で警備員が殴られ銅線が奪われた強盗傷害事件など「10件くらいの金属窃盗にかかわった」と供述しています。
調べでは、渋谷の事件は9月27日未明に発生。同区富ケ谷のビル建築現場で、3人組の男が男性警備員=当時(57)=に鉄パイプなどを突きつけて脅迫。長さ100メートルの銅線12束(計約19万円相当)を奪った上、警備員の顔を殴って逃走。後藤被告を追及したところ、「仲間を誘ってやった」と犯行を認める供述を始めたということです

後藤被告は少年2人と7月14日夕方から15日未明にかけ、東京都江戸川区の工事現場に侵入、電線約80本(計約100万円相当)を盗んでいたようです。

金属盗難は、お寺の鐘、車止め、お墓の線香立て、発電所の電線、中古の取り外した空調機、道路の溝ぶた、ガードレールなど金属といえるものが盗まれています。
そして、どんどんエスカレートして、敷地内に侵入し野積みされた金属板などを盗んだり、資材倉庫内の電線を盗んだり・・といった手口で盗まれています。

犯罪の質が大きく変わりました。今は金属や灯油、ガソリンなど昔なら見向きもされなかったモノが泥棒に狙われています。
又、屋外に置かれているモノが狙われているのです。

企業や個人の意識がまだまだ犯罪の実体についていっていません。「盗まれるモノを置いていないから入られない」と思いこんでいるのです。
「敷地内に入られる」ことがどれほどのリスクのあることなのか・・犯罪の凶悪化を考えると非常に恐ろしく思います。
自身もアイドル歌手であった後藤容疑者が窃盗中、警備員を脅し、顔を殴って逃走していることを見てもあきらかのように、泥棒は犯行中、捕まらないために必死です。精神状態は極度の緊張状態なのです。
従って、敷地内に入られることは、万が一出くわせば命にかかわる危険性のあることなのです。

防犯 対策を考える時、今「外周警備」の重要性が高まっています。
「建物内に入らせない」「敷地内に入れさせない」・・犯行させる前に威嚇撃退するセキュリティハウスの自主機械警備システムの中で、特に外周警備に重点を置いて防犯 設計を行っています。基本は「予防」犯罪に遭わないためにどうするのか・・という視点から[防犯]を考えると、答えは「外周警備」になるのです。

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