防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2007年12月13日
スーパーの金庫ごと盗む泥棒にはどんな防犯対策が有効か?
9日午前5時15分ごろ、名古屋市中区栄のスーパー「サンエース伏見店」で警報装置が作動し、警備会社を通じて110番通報がありました。
愛知県警中署員が駆けつけたところ、店舗東側の自動ドアの鍵がこじ開けられ、事務所内にあった金庫が盗まれていました。同署で多額盗難事件として調べています。
調べによると、金庫は金属製で、高さ65センチ、幅50センチ、奥行き45センチ、重さは約70キロ。売上金や釣り銭など現金約330万円が入っていたという。
犯人は自動ドアから入り、金庫を盗んで、店舗西側の従業員用出入り口から逃走したと見られています。
同店は8日午後10時に閉店し、岩出店長が同10時40分ごろに店を出てからは無人でした。
自動ドアの鍵がこじ開けられているとありますので、シャッターなどはなかったのでしょうか?
複数の人間により侵入し、金庫を持ち去ったと推測されます。警備員の到着までに逃走していますので、数分という短時間化での窃盗被害です。
「金庫ごと盗難」。スーパーマーケットなどで多発しています。
こうした組織的な、短時間での犯行に対しての防犯 対策としては、
1)時間稼ぎをする。(犯行時間が長くなるのを泥棒は嫌がる)
2)人目につくようにする(泥棒は人目につくことをもっとも恐れる)
3)建物の中に入られないようにする。
4)犯行を継続されないようにする。
といったことが重要です。
具体的には、
●外周警備を行い、敷地内に入った建物の外の段階で侵入者を検知し、音と光や音声で威嚇、退散させる。
●自動扉、シャッター・窓のこじ開け、ガラスを割られた時点ですぐに検知し防犯威嚇ベルやサイレンで威嚇撃退する。
●防犯監視カメラを屋外に設置し、営業時間外の不審者の侵入を店舗責任者の携帯電話に画像送信させる。
●それでも建物内に侵入した場合には霧を噴射し視界を遮り、犯行を継続させないようにする。
といった防犯対策が有効です。
幾重にも警戒を行うことで、犯行を速やかに検知し、対応することができます。
昨今の組織的な窃盗犯による犯罪を考えると、こういった防犯 システムにて防犯 対策をすることが必要であると考えます。