防犯ブログ
- 放火・火災
2008年01月07日
旧モーガン邸、再び焼ける・放火の疑い、ほぼ全焼
新年早々 歴史的な建物が放火被害となりました。
2日午前5時35分ごろ、歴史的建造物として保存運動が進められている神奈川県藤沢市大鋸の洋館「旧モーガン邸」から火が
出ているのを近所の人が見つけ119番しました。
藤沢市消防本部が消火に当たりましたが、ほぼ全焼しました。人は住んでおらず、けが人は不幸中の幸いでありませんでした。
同邸は昨年5月12日にも、放火とみられる火災で木造2階建て約280平方メートルの大部分を焼失し、修復中でした。
火の気がないことから、藤沢署は今回も放火の可能性があるとみて調べています。
モーガン邸は、JR東京駅前の旧丸ビルの設計などを手掛けた米国人の建築家J・H・モーガンが1931年に自宅として建造。市民団体などが旧来の景観を守ろうと保存運動に乗り出し、昨年5月の火災後も仮の屋根を取り付けるなど修復を進めていたということです。
現場はJR藤沢駅から約2キロ北の住宅街。新年早々、地元の方は火災に驚き、全焼に気を落とされていることと思います。
二度の放火となると、確実にこの建物を狙っての放火だといえます。
犯人はなんとしてもこの建物を燃やしたかったのでしょうか?
その気持ちを推し量ることはできませんが、一度目の放火被害の後、防災対策・放火対策としてはどのような対策が採られたのでしょうか?ニュースにはその記載がなく、地元の住民が火災に気付いて119番通報しています。
防犯・防災、特に火災や放火対策を考える時、やはり「いかに早く知るか」ということが重要です。
火災感知器ではある程度燃えてからでないと警報されません。
狙われやすい建物や場所は「炎センサー」で10メートル先の7cmの炎を検知できるようにするべきです。
又、放火犯人に対して、警備・防犯対策が強化されたことを知らせる「見せる防犯システム」や、防犯監視カメラなどを設置して「抑止力」を発揮することも重要です。
全焼という最悪の事態を招いてしまいました。
ぜひとも事前に「被害を最小に押さえる・未然に防ぐ」ための対策を採用いただくことをお勧めします。