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2008年01月10日 刑法犯認知件数 10年ぶりに200万件下回る

 昨年1年間に全国で発生した殺人や窃盗、詐欺など刑法犯の認知件数は190万8990件で、前年に比べて6・9%減少し、
10年ぶりに200万件を下回ったことが9日、警察庁のまとめで分かりました。

 認知された刑法犯のうち特に減少幅が大きかったのは14・5%減の侵入盗。
また、強盗は10・6%、詐欺などの知能犯も9・8%の減少となりました。

 捜査や防犯上、警察が特に重視している殺人、強盗、放火などの「重要犯罪」は9・2%の減少となり,
全体の減少傾向の中、手口別では工場荒らしが1443件から1533件と6・2%増加。
暴行も3万1002件から3万1968件と3・1%の増加。

刑法犯の年間認知件数は平成10年に200万件を突破した後急増、14年に285万件と最悪を記録した後、減少に転じていました。
一方、刑法犯検挙率は18年の31・2%から31・7%に0・5ポイント改善しました。

地域の防犯 ボランティア活動が浸透して空き巣などがしにくい状況がつくられたのも検挙率アップの一因のようですが、
警察だけでなく、その地域に住んでいる住民が一丸となっての防犯 活動や、1人1人が防犯 対策に取り組むことが
いかに効果的かを示す数字にもなりそうです。

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