防犯ブログ
- 自動車盗難
2008年02月01日
急増カーナビ盗難 トヨタ車被害集中
カーナビを狙った車上荒らしの被害はここ数年、全国で急増しています。
京阪神だけで年間1万件を超し、全国で発生する車上荒らしの約4割を占め、容易に取り外して転売できるため、大量の盗品がネットで売りさばかれているといいメーカーや警察も、被害防止に躍起となっています。
各府警によると、大阪府内のカーナビ盗被害は04年で約5400件でしたが、07年は約1万件に急増。京都府内でも07年は前年比で7割増の約1200件になりました。
数十台の車が一気に被害にあった例もあり、京都府警の捜査員は「複数のカーナビ窃盗団が暗躍している」とみています。
手口は、人目につかない駐車場で車前部の窓を工具でたたき割って鍵を開けるのが特徴で、内蔵式のナビは配線が単純で、簡単に取り外しが簡単との事。
(損保保険の申請のうち車上荒らしのうちカーナビ被害が4割を占めるといいます。 )
特にトヨタ車が台数が多く、機器の転売が容易で被害が約9割が集中し、特にカーナビが取り外しやすいワンボックスカーの被害が多いといいます。
被害拡大を受け、トヨタ自動車は07年からカーナビ全機種に、起動時にパスワード入力を求める機能を追加。警察も防犯 用品の利用を呼びかけています。
それでは、愛車を守るための防犯 対策として下記をご紹介します。
●わずかな時間でも車を離れる時は必ずエンジンキーを抜き、ステアリングロックも確実にきかせておく。ドアをロックし、窓も完全に閉めていることを確認してから離れる。
●貴重品は車の中に置かない。バックや背広、小銭でも見えていると車上荒しに遭う確率が高くなる。
ノートパソコン・重要書類などを車内に置かない。
個人情報保護法でもっと大きな問題になることもある。
●路上駐車はせず、監視の行き届いた駐車場、夜間照明・監視カメラのある駐車場を選び、照明の良く当たる周囲から見通しの良い場所を選択して駐車する。
「防犯優良駐車場」「防犯モデル駐車場」などのステッカーが貼られた駐車場が近くにあればそこを利用する。
・壁、大型車輌、雑草、植木などで見通しが悪かったり、死角のある場所には駐車しない。
・夜間に駐車する場合には照明があたっていない暗い場所は避ける。
・駐車場の端は避け、出来る限り多くの人が通る場所にとめる。
●自宅の車庫はできる限りシャッター付きの車庫の方が安心。
人感ライトを設置し、人が来ると自動的に照明が点灯するようにする。
●自動車盗難防止装置を設置する。
ハンドル固定ロック式防犯装置やイモビライダー、振動センサー・空気圧センサー、電圧変化センサー、キー穴異常センサーなど。
「防犯泥棒大百科」にも、車の盗難に関して被害事例など紹介していますのでご参照ください。