防犯ブログ

  • 犯罪情報
2008年02月01日 中国餃子。袋に小さな穴。人為的な犯罪の可能性も。

中国製冷凍ギョーザの中毒問題で、兵庫県の親子3人が食べて嘔吐(おうと)などの症状が出た「天洋食品」(中国・河北省)製のギョーザの袋に小さな穴が開いていたことが1日、県警捜査1課の調べで分かりました。
袋の内側からは有機リン系薬物「メタミドホス」が検出されており、同課は混入との関連を調べています。
 調べによると、見つかった穴は幅3ミリの裂け目で、袋裏側の中央部分下部に1カ所ありました。
穴に近い部分のトレーにも1ミリの傷があり、外部から人為的に棒状のものを袋に突き刺した可能性もあるということです。

事件は恐れていた方向に行っています。
残留農薬ではなく、意図的に作為的に悪意を持って毒性の強い殺虫剤を混入したのだとしたら、これは殺人未遂であり、食品テロだといわざるを得ません。
いつ、誰が・・ということになると、防犯 監視カメラでもあり工場内、流通過程、販売店舗内の状況が全て録画されていたならいざ知らず、特定は非常に難しいと思います。
スーパーマーケットなど取り扱う店舗では、真似た犯罪が出るのを防ぐためにも、今以上の防犯体制、具体的には食品コーナーへの防犯 監視カメラの台数追加や角度確認、録画状況確認等防犯 監視カメラシステムの保守点検、人的な見回りの強化などを行うことが大切です。

気になる記事がどんどん出てきて、ますます中国の「食の安全」に関して不安が募ってきているのが現状です。
・工場といえどもほとんどが手作りであること。
・13時間休み無しで低賃金の労働者と会社とは関係が良好ではないらしい。
(モチベーションの問題もある)
・中国では廃止された農薬が未だに使われたり、偽者が出回ったりしており、農家も知識無く使用している。同様の殺虫剤の中毒も出ている。

産経新聞中国総局記者 福島香織「北京趣聞博客(ぺきんこねたぶろぐ)に非常に興味深い話が掲載されていましたのでご参照下さい。今の中国を理解するのにすごく参考になります。
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog

加盟企業専用ページはこちら