防犯ブログ
- 侵入手口
2008年02月25日
大阪の「キャッツ・アイ」
「キャッツ・アイ」といえば、80年代にヒットしたアニメですよね。
大阪府警で「キャッツ・アイ」と呼ばれていた女3名の窃盗団が逮捕されました。
3名は26歳、27歳、29歳で、姉妹ではなく、美容専門学校や保険外交員の仲間
昨年10月9日、大阪府高石市取石の同市職員宅に侵入したところを家族に見つかり、住居侵入の現行犯で逮捕されました。その後、他の2名が現場の見張り役などをしていたことが分かり、同容疑で逮捕されました。
これまでの調べで、3人は昨年2〜10月、ドライバーで中学校の同級生宅や交際相手の勤務先などの窓ガラスを割って侵入する手口で、大阪、兵庫の両府県で計50件、被害総額1000万円相当の空き巣を繰り返していたことが判明しています。
アニメの「キャッツ・アイ」は、美人3人姉妹。 名前が、瞳、泪、愛。なぜかいつもセクシーなレオタード姿で華麗にスタイリッシュに泥棒をしていました。
アニメの世界とは異なり、現実の大阪のキャッツ・アイは、自分達の中学の同級生宅や元カレの勤務先に侵入するという、どうしょうもない泥棒です。なんかなさけないやつって感じですよね。
「ドライバーで窓ガラスを割る」という手口は事務所では47.4%、一戸建て住宅では41.1%の割合を占め、共に最も多い手口となっています。
防犯対策としては、まずこの「ガラス破り」をいかに防ぐかということになります。
1)窓ガラス自体を強化して簡単に割れないようにする。(防犯ガラス、防犯フィルム)
2)窓ガラスを開けられた時にセンサーで検知して音と光で威嚇撃退する。(マグネットスイッチ窓開閉検知センサー)
3)窓ガラスを割ったときの周波数などで検知して音と光で威嚇撃退する。(ガラス破壊検知センサー)
4)窓ガラスに近づいた時にセンサーで検知して音と光で威嚇撃退する。(赤外線センサー)
5)敷地内に侵入した時点でセンサーで検地して音と光で威嚇撃退する。(赤外線センサー)
といった方法があります。
それ以外にも、防犯監視カメラを取り付けるといったことも効果があります。
どんなセンサーをどう組み合わせて、どういう場所に設置するか。検知した後どういう風に撃退するのかというところを、ぜひとも防犯のプロである防犯設備士、総合防犯設備士に相談してみてください。