防犯ブログ

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2008年03月11日 茶畑銅線盗相次ぐ 防霜ファン停止一番茶ピンチ 九州4県被害36件 1月以降

新茶のシーズンを控えた九州各地で、茶畑に設置された防霜(ぼうそう)ファンの送電用銅線が盗まれる被害が相次いでいます。鹿児島、宮崎、熊本、福岡の4県での被害は今年に入って7日までに36件に上ります。

霜の被害に遭うと新茶の出来が悪くなり、商品化できないこともあるため、各県警や生産農家は警戒を強めています。

「ファンが回らないと、霜が降り、一晩で新芽が黒くなって商品にならなくなる。価値が高い一番茶が取れなければ農家にとって大打撃だ」ということです。

防霜ファンは、地面の冷気を拡散することで、茶の新芽に霜が降りる被害を防ぐための送風機で、主に3月から4月中旬にかけての遅霜の時季に使用しています。

各県によると、盗まれているのは防霜ファンから電柱の配電盤に伸びる送電用の銅線。
1月からの被害は鹿児島の16件が最も多く、宮崎14件、熊本5件、福岡1件の順。
山間部の人目に付きにくい畑が夜の間に狙われており、修理や新たな銅線の購入には1基当たり数万円かかるということです。

 鹿児島県では2006年11月から盗難が頻発。これまでに54件発生、被害総額は推定で1000万円に上るというから深刻です。福岡県では今年2月11日、八女茶の産地で知られる八女市の茶畑で、高さ10メートルのファンから電柱に伸びた約38メートルの銅線が盗まれました。銅の高騰に目を付けた転売目的の犯行とみられます。

 生産農家の一部は、夜間パトロールを行うなど自衛に乗り出しており、被害の多い鹿児島県志布志市では不審者の通報を呼びかける看板約70枚を設置しています。
しかし24時間、ずっと警戒しているわけにもいかず、農家にとっては頭の痛いことだと思います。

 やはり夜間パトロールも、不審者通報看板も抜本的な解決、防犯対策にはなりえません。
 敷地内への不審者を24時間検知するためには、赤外線センサーやフェンスセンサーなどを使用した防犯システムを設置することがお勧めです。侵入者を検知して、携帯電話などあらかじめ設置した場所に自動通報することが可能です。

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