防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2008年04月11日
マイバッグを悪用した万引き被害増加中!
買い物客が持参するマイバッグ
・・・本来は、レジ袋などのゴミを減らし資源の無駄遣いをなくすとともに、環境にも配慮するために広まった試みです。
そのマイバッグを利用した悪質な万引き被害が増えているようです。
『今年2月下旬、河北町のスーパーで万引きした37歳の主婦は、持参したビニール製のマイバッグに納豆や牛乳、総菜など14点(計約2000円相当)の商品を入れて店を出ていこうとしたところ、警備員に発見された。
県警刑事企画課によると、07年の窃盗犯件数は2356人。うち、万引きによる検挙者は754人と全体の32%を占める。
ここ数年、マイバッグを使った万引きが増えており、中でも最近は、買い物かごに入れた商品の中から、高価な物だけを選んで持参したバッグに入れ、安い物はかごに残しレジで精算するという悪質な手口が目立ってきている。』
<4月10日16時2分配信 毎日新聞より一部抜粋>
消費者の環境に対する意識が高まり、企業側も環境に配慮した対策(マイバッグを持参した人にはポイントを与える)を行うようになるなど、双方の協力によりマイバッグが定着しつつあります。
それを利用した悪質な手口には本当にあきれてしまいます。
防犯カメラによる監視・映像の録画や、万引き防止器の設置などの防犯対策が一般的です。
しかし、防犯カメラの死角をついた犯行や、万引き防止のタグを取り外したり、ハサミで切り取るなど巧みに犯行を行います。
万引き被害を本当に無くそうと思ったら、それ以外にも従業員数を増やし、不定期に店内を見て回る、お客様に積極的にあいさつするなど色々な防犯対策を併用する必要があります。
防犯意識の高い店舗だということを対外的にPRすることで、ここは危険だ、見つかる可能性が高い、など犯行をためらわせることができれば成功です。
万引き被害が深刻で、多いところでは年間何十万円・何百万円にも上る店舗もあるということです。
もし、何も対策をしていないところがあればぜひ事前の防犯対策をお勧めいたします。