防犯ブログ
- 犯罪情勢
2008年05月07日
一般家庭で泥棒に盗まれるモノ
「泥棒」というのはその時々で盗むモノも変わります。
長らく現金専門であった泥棒稼業も、世の中の動きに合わせて、盗むモノが大きく変わってきています。
金属盗難、農作物盗難、個人情報盗難などもその一つですが、今日は一般家庭で盗まれているものを取り上げたいと思います。
警視庁の資料によると、
・「現金」 13万5,971件
・「バッグ・財布・貴金属・宝石など」 5万6,646件
・「キャッシュカード・クレジットカード、商品券、預金通帳、有価証券など」 5万639件
とここまでは一般の方でも想像がつく範囲だと思います。
それ以降が、「パソコン、カメラ、家電製品など」、「衣料品、食料品」「運転免許、身分証明書」「携帯電話、電話機、ファックス」「化粧品、ライター、めがね」と続いています。
食料品や化粧品、めがね・・といったものまで盗まれるとはちょっと以外に思いませんか?
家電製品などありとあらゆる物が換金できます。質屋さんで換金したり、インターネットオークションで販売したりできるんです。
運転免許証や身分証明書、パスポートなども別の犯罪に使用される可能性があり、注意が必要です。
パソコンや携帯電話も、個人情報が入っていることが多いため、盗まれた・・では済まされないことになります。
いずれにしても、現金を置いていないから泥棒に狙われないということはないことがおわかりいただけると思います。
やはり、泥棒には入られないこと、狙われないことが最も大切です。
どうするか?というと、泥棒の嫌いな四原則「目」「音」「光」「時間」を使い、泥棒の嫌いな環境、泥棒の嫌いな家にすることです。
どうしたらそうなるか?というと、泥棒に対して「ここは防犯対策が十分されており防犯意識も高いのでやめて他を当たろう」と思わせる。そのために、目に付くところにプロが認める防犯システム、防犯カメラを取り付ける。
プロが認めるというのがポイントで、通販などで販売されているダミーカメラなんかではすぐに侵入のプロである泥棒にばれてしまう。だから防犯のプロが選ぶ防犯専門の商品・防犯システムをきちんと付けることが必要なのです。
付け方にもコツがあります。「見える防犯」で侵入しようと下見をしている泥棒に防犯機器をわざと見せる。
そして「隠す防犯」として、侵入者に対して見破られないようなセンサーの取付方、破壊されないような取付方をする。
そうしたことで、プロの泥棒にとって、ここは「防犯のプロ」だと感じさせることができるのです。