防犯ブログ

  • 侵入手口
2008年05月08日 和歌山県田辺市の事務所荒らしの手口

5月7日午前3時半ごろ、田辺市内のスーパーマーケットで、勝手口のガラスを割られる事務所荒らしが発生しました。
 
店に設置していた自動警報装置が作動し、警備会社と田辺署員が現場に駆けつけましたたが、犯人は逃走した後でした。
同店によると、レジの金はすべて抜いており、盗まれたものはなかったということです。
田辺署は窃盗未遂の疑いで捜査しています。

 犯人は、正面入り口の奥にある勝手口(縦約2メートル、横約80センチ)の針金が入ったガラス(縦86センチ、横64センチ、厚さ6・8ミリ)を割って侵入したとみられます。
店の奥にある事務所の針金入り窓ガラス(縦約125センチ、横約90センチ)にもヒビが入っており、犯人はここから侵入しようとした可能性もあるようです。
被害額は数万円になるということで、これはガラスの交換費用だと思われます。

 防犯カメラにはマスクをして顔を隠した犯人が店内に入り、レジ周辺を物色していたところが映っていました。
人影は1人で、店内にいた時間は4、5分だったということです。(5月7日紀伊民報より一部抜粋)

ここのところ和歌山でアパートや事務所、店舗などの窃盗被害が相次いでいます。
上秋津の事務所では、地上から1.5メートルの窓ガラスを割られて侵入され、事務所内の金庫が開けられ現金15万円が盗まれています。5つある引出しが全て荒らされて床に書類が散乱していたようです。
アパートでは洗濯機・乾燥機などが固定するための針金を引きちぎられ、盗まれています。

いずれの被害者も「都会で起きている事件をよそ事のように感じていた」のではないでしょうか?
泥棒の被害が地方に拡散しているのを感じます。

スーパーマーケットでは警備会社のシステムを契約していました。
5分ほどで侵入者は退散。レジのお金は抜いていたため、実際の盗難被害はありませんでしたが、ガラスを修繕する費用など数万円の被害が発生してしまっています。

ガラス破りの事務所では現金15万円以上に、金庫の購入費やガラスの修繕費などがかかる他、散乱した事務所を元通りにするために大変な労力がかかることになったと思います。

やはり、防犯面からは、侵入者に建物内に侵入されたのでは遅いのです。
建物に近づいた時点で、音と光で威嚇撃退することが重要です。
又、もう一歩進めるなら「泥棒に狙われたら駄目なんです」
泥棒が「この建物はやばいのでやめよう」という気持ちにさせることこそ、未然に防ぐ最高の防犯対策となります。
そのためにどうするのか・・・セキュリティハウスは「抑止力の強化」を図り、建物の外の時点で泥棒に精神的抑止で犯罪を未然に防ぎます。

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