防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2008年05月21日
侵入したら先客あり 泥棒の鉢合わせ
倉庫に侵入したら先客がおり、2人とも逮捕されるという珍事件が発生しました。
2人に面識はなかったようで、同じ時間・同じ場所で同じ事を考えた2人の泥棒の話です。
侵入したら別の泥棒がいたのですから相当驚いたことでしょう。
ただ、単なる笑い話では済みません。
2人とも警察に逮捕されたからよかったものの、2人の泥棒が同じように侵入しようと考えたのですから、狙われた店側にいくつかの問題があると思われます。これまでにも数回盗難被害に遭われているようです。
防犯対策がされていない、無施錠、店内が散らかっている、店員が少ない、死角があるなど色々と考えられます。
<5月21日13時3分配信 毎日新聞より一部抜粋>
『三重県警いなべ署は20日、同県いなべ市のリサイクルショップの倉庫に盗みに入った外国人の男2人を、
窃盗と窃盗未遂容疑で18日に逮捕したと発表した。
2人に面識はなく、倉庫に入った経営者の男性(39)らに相次いで取り押さえられた。
同署は「共犯でもない窃盗容疑者が2人同時につかまるのは珍しい」と話している。
2人は同市員弁町の工員で中国籍の男(34)とベトナム国籍の男容疑者(21)。
調べでは18日午後1時ごろ、経営者の男性が知人2人と倉庫に入ると、中国籍の男はCD16枚を自転車のかごに入れ、
ベトナム国籍の男はゲームソフト1本を手に持っていた。
男性は知人と2人を取り押さえ、駆け付けたいなべ署員がそれぞれ窃盗、窃盗未遂の容疑で現行犯逮捕した。
ベトナム国籍の男は「持っていって良いと思った」と容疑を一部否認している。
調べに対し中国籍の男は「先客がいたが『自分と同じように盗みに来たんだな』と思った」と供述しているという。
この倉庫はこれまでも数回、盗難被害に遭っていた。』
泥棒に侵入しようと思わせる何か脆弱な部分がこの店にはあったのでしょう。
その部分を防犯システムや監視カメラの設置等の防犯対策で強化しない限り、別の泥棒に狙われる可能性が高いということです。
今度、別の泥棒に侵入されたら、何も被害がなかったではおそらく済まないでしょう。