防犯ブログ
- 侵入手口
2008年05月29日
中国人留学生が空き巣。「泥棒をしたやつの羽振りがいいのでうらやましくてやった」
就学ビザで入国した中国人グループが、兵庫、大阪、京都で空き巣など計約110件の窃盗を繰り返し、
被害総額が1億円以上に上っていました。 逮捕されたのは、神戸市中央区元町通、無職A(23)=昨年11月に逮捕、
公判中=ら7人。アルバイトをしながら学校に通っていましたが「泥棒をしたやつで羽振りがいい人がいて、
うらやましくなりやった」などと話しているということです。
調べによると、7人は2006年5月から今年1月までの間、2、3人に分かれ、
マンションなどから現金やパソコンなど計約1億500万円相当を盗んだ疑いです。
留学生が、いつのまにか窃盗団に・・・悲しい末路ですが、あまりにも大きい所得格差ですので、そうした悪の道にいってしまう人間もいるようです。月給が1万円。そんな国から見ると、パソコンなども換金したら数万円ですから宝の山に見えるのだと思います。
やはり、防御が必要です。犯罪が起こしにくい環境を作ることが最も大切です。
石川五右衛門という江戸時代の大泥棒は、盗難に対して用心深い町家、特に厳重な防犯対策をしていた金持ちの町家を避けて大名など武家を狙ったといいます。昔から泥棒は捕まりたくないため、防犯 意識の低いところ、防犯対策のされていないところを狙ったのです。
泥棒に対しては、狙わせないことが最大のポイントです。
そのためには、泥棒の嫌がる4原則「目」「音」「光」「時間」をうまく組み合わせて、「泥棒が嫌がる環境」を作ることです。
具体的には、
●人目につきやすいよう塀を低くする。植木を剪定する。防犯灯や外灯をつける。死角をなくす。
●物理的防御で、窓ガラスに防犯フィルムを貼る。(5分以上破壊行為にもつようにする)
●扉、窓に補助錠を付ける。(侵入行為に時間がかかるようにする)
●無施錠な場所がないか必ず確認し、施錠を徹底する。
●死角を補完するように防犯 カメラを付ける。
●防犯 システムを設置する。特に目立つ場所に防犯 システムが設置されていることを示すような防犯 ベル・サイレン・ステッカーなども取り付け、「見せる防犯」を行う。
といった方法を組み合わせることが重要です。
石川五右衛門の辞世の句は「石川や、浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」です。
まさに泥棒はどんな世の中になってもなくなりません。
それならば、やはり泥棒の被害に遭わないよう我々自身が防犯、防御をする必要があります。