防犯ブログ
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2008年06月09日
夢はワイドショーの独占 そんな通り魔に会わない方法はあるのか?
東京・秋葉原の通り魔事件は衝撃でした。数分で17人もの人が殺傷され、うち7名が亡くなりました。
携帯電話のネット掲示板に発生約7時間前、「秋葉原で人を殺します」とした予告と取れる書き込みがあったことが8日、分かりました。以下時事通信の記事を一部抜粋。
加藤智大容疑者(25)は書き込みを認める供述をしており、警視庁が調べている。
8日午前5時21分に「秋葉原で人を殺します」とのタイトルで記載。「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら」との内容だった。
書き込みは「時間だ 出かけよう」(午前6時31分)と続き、「秋葉原ついた」(午前11時45分)「今日は歩行者天国の日だよね?」(同)と記載。事件の約20分前、「時間です」(午後0時10分)と締めくくっていた。
同じサイトの別の掲示板には、事件前日ごろまで書き込みがあった。5日は仕事の不満が多く、「作業場行ったらツナギが無かった 辞めろってか」(午前6時17分)、「やっかい払いができた会社としては万々歳なんだろうな」(午前7時44分)とあり、「『誰でもよかった』 なんかわかる気がする」(午後0時5分)との記述も。
6日には「住所不定無職になったのか ますます絶望的だ」(午前1時44分)、「やりたいこと…殺人 夢…ワイドショー独占」(午前2時48分)、「誰にも理解されない 理解しようとされない」(午前3時35分)と書かれていた。
7日には「今日は秋葉原 お金をつくりに行く」(午前8時3分)、「無事借りれた 準備完了だ」(午後4時3分)、「明日は運転するんだから、お酒は控えめに」(午後7時33分)と記載。「もっと高揚するかと思ったら、意外に冷静な自分にびっくりしてる」(午後8時34分)と分析後、「中止はしない、したくない」(午後8時53分)としていた。
自分の心情、計画をこうしてネットに書き込む。
高校時代も印象にない・・と言われる目立たない、おとなしい男はどこかで目立つことがしたいと思いつづけていたのかもしれません。
こうした「通り魔」的な事件がここ数年で急増しているように感じます。しかし実際には「街頭における傷害」は平成12年以降急増していたのが平成16年以降3年連続減少しています。それでも検挙件数が22000件を超えていますから、全体としてはまだまだ多いということだと思います。
今回の秋葉原の事件と同じように、何の理由もなく、昼間に、駅や大通りなどで被害に遭う・・というところに恐ろしさを感じます。
こうした犯罪に遭わないためにどうするのか。それは簡単ではありません。今回の秋葉原の被害のように数分で17人もの人を無差別に刺す・・といった場合は、最初に狙われた人やトラックで引かれた人は防ぎようがありません。
そんなことを十分承知の上で一言で言えば、「常に周囲周辺に気を配る」ということではないかと思います。
携帯電話や友人と話をしている、音楽を聴きながら・メールをしながら歩いている、というのでは周囲で発生した異常をすばやく察知できません。
常に周辺に気をつけながら街中を歩くということが大切です。
又、夜など暗くなってからは出歩かない。
繁華街には近づかない、といったことも大切です。
これらは海外などに行ったときには誰でもが注意していることだと思います。
確率論ですが、危険をできる限り察知できるように常に周囲に気を配りながら生活する必要が日本でもあるということです。