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2008年06月19日 狙われる純正カーナビ 大阪府警宿舎でも被害

一見盗み出しにくい、車体と一体化している「純正カーナビ」の盗難被害が相次いでいます。
全国のカーナビ盗の約3割、1万件が大阪府で発生しているようですが、大阪府堺市で警察官が住む待機宿舎(職員住宅)の駐車場で乗用車5台が荒らされ、カーナビ5台が盗まれていたことが分かりました。
盗まれたカーナビは、いずれも新車購入時などにメーカーやディーラーのオプションで取付けるトヨタの純正品で、
1台当たり約20万〜30万円の高級品ということです。

<6月18日14時8分配信 産経新聞より一部抜粋>

『車体と一体化しているため安全と思われていた自動車メーカーの純正カーナビの盗難が相次いでいる。
府警によると、トヨタなど大手自動車メーカーの製品が狙われやすく、高額で取引されているという。
純正カーナビは新車購入時からフロントパネル部分に埋め込まれており、自動車用品店などで購入し、
後付けするタイプに比べて安全性が高いとされてきた。

しかし、「実際には数分で取り外せる車種もある」(府警幹部)といい、
パネルを外せば、純正品もネジで車体に止めているだけの構造で、
市販の工具によって簡単に取り外せるという。

国内のカーナビ市場でシェア4割を占めるトヨタ自動車は「出荷台数が多い分だけ当社の製品が被害に遭っているようだ。盗難防止策として購入者以外はカーナビを操作できないよう暗証番号システムを採用している」としている。

府警は、取り付ける際に普通の工具では外せない盗難防止ネジや警報装置の利用、防犯 カメラや照明設備の整った駐車場に止めることなどを呼びかけている。』

自動車本体を盗み出そうとすると運搬用のトラックが必要になるなどかなり大掛かりな作業になります。
逃走時に警察の検問などで捕まるリスクも高いでしょう。
それに比べると、カーナビ盗難は車内に侵入でき取り外すことができれば、
かなり効率的な犯行と言えるのではないでしょうか。
成功すれば1台当たり20〜30万円のカーナビを盗むことができます。

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