防犯ブログ
- 侵入手口
2008年08月11日
<筋弛緩剤>名古屋の産婦人科医院で盗難 アンプル数本
7日午前7時ごろ、名古屋市北区八代町の産婦人科医院で、診療室の冷蔵庫や棚などで保管していた筋弛緩(しかん)剤のアンプル数本がなくなっているのを院長の妻(71)が発見し、愛知県警北署に通報しました。
同署は窃盗容疑で捜査を始めました。
調べでは、盗まれたのは筋弛緩剤「サクシン」「ミオブロック」の2種類。1階の窓ガラスが割られており、ここから何者かが侵入して盗んだと推測されます。
同医院は7月19日に閉院。取り壊しのため後片付け中で、8月6日午後4時半ごろまで女性看護師長(47)が作業し、施錠して帰宅した。院長は不在、妻は敷地内にある別棟の住宅にいて気付かなかったということです。
筋弛緩剤は神経などに作用して筋肉の動きを弱める薬。投与法を誤ると死に至る危険があることから、薬事法で毒薬に指定されています。
(8月8日毎日新聞より抜粋)
毒物が盗まれるという最悪事態が発生しました。
閉院で取り壊し中で施錠のみという状況の中で薬物がそのまま保管されていたというところに問題があります。
多分、薬筋弛緩(しかん)剤のアンプル数本が盗まれるという考えがなかったのだと思われますが、こうした薬を盗んで、犯罪に使用されるという犯罪も発生しています。
今回の盗まれた筋弛緩(しかん)剤がそうした犯罪に使用されないことを祈るばかりです。
今回の取り壊し中という場合でも、現金だけでなく、注射針や薬物などは厳重に保管するか、廃棄するかなんらかの防犯 対策をする必要があります。
無線タイプの防犯 システムであれば、設置工事がなくて移設も可能であるため、建設中・改装中の建物などにも最適です。
この医院は閉院するということですが、せっかく地域で培ってきた信用なども失う結果となりました。
この事例をぜひ参照して、防犯 対策を立てていただきたいと考えます。