防犯ブログ
2008年09月09日 究極の空き巣対策。
近畿など6府県で5年間にわたり空き巣を繰り返していた男らが、大阪府警の調べに「警備会社のステッカーがある家と防犯 カメラ付のマンションは避けていた」と供述していたことが6日、わかりました。
一般家庭にも普及が進む警備システムや防犯カメラが、空き巣のプロに二の足を踏ませる効果があることを裏付けた格好です。
一方、男らは「ガラスが割られるなど、すでに荒らされた形跡がある家は狙わない」と、“究極”の空き巣対策も明かしたというが、捜査員は「まずは、日頃からの防犯 意識が重要」と話しています。
男らは、府警捜査3課と西署に窃盗容疑で逮捕、起訴された住所不定A(56)と共犯のB(53)の両被告。ともに過去に複数回、窃盗などで逮捕されています。
2人は刑務所などで知り合った他の仲間7人とメンバーを変えながら、平成15年から今年2月までの間に大阪や京都など6府県で空き巣を繰り返し、約4500万円を盗んでいました。
調べでは、2人は空き巣に入る物件を探す際、マンションは防犯カメラ、一戸建ては警備会社のステッカーの有無を外から確認。「カメラに映ると、顔を隠していても体型で刑事にばれる可能性がある」と説明したということです。
Bは過去、高級住宅街の一戸建てを専門に現金だけを盗んでいたが、「最近は警備システムがしっかりしているのでマンションにターゲットを変えた」と供述。盗める現金が少なくなり、足がつく危険を負いながら貴金属などにも手を付けていました
ただ、今回逮捕されたメンバーの中には、警備システムを気にせずに犯行に及んでいた男もおり、捜査員は「警備システムも万全というわけではない」と指摘しています。
(9月7日産経新聞より抜粋)
今までにも防犯ブログでご紹介している通り、泥棒が下見をすること、防犯 カメラ、防犯 システムを設置していたり、警備会社に契約していたりしている場所は避けているということも供述しています。
過去に泥棒に入られた家が狙われないかというとそうではなく、結構同じ家に何度も入られている被害を聞きます。
侵入しやすい環境を変えないとそういうことにもなりかねません。
やはり究極の防犯 対策は、防犯 対策として防犯システム、防犯 カメラなどを導入するとともに、それに依存しすぎず防犯 意識を常日頃から持ち続けることであるといえます。