防犯ブログ
- 侵入手口
2008年09月24日
【田舎はセキュリティが甘い」連続商工会議所に窃盗
窃盗未遂や特殊開錠用具所持禁止法違反罪で起訴された男が、茨城、千葉両県の商工会議所ばかりを狙って計8件被害総額約80万円の事務所荒らしを繰り返していたことが22日、分かりました。
「田舎の商工会議所は都会よりセキュリティーが甘いと思った」と容疑を認めています。
男は、千葉県東金市松之郷、自動車仲介販売業男(31)。鉾田署は同日、窃盗罪で関口被告を再逮捕しました。
調べでは、7月14日夜から15日朝の間、鉾田市大蔵の市大洋商工会の窓ガラスをドライバーで割って侵入。
現金約1万2500円と通帳、液晶テレビなどを盗んだ疑い。
ほかに1月以降、鹿行地域や千葉県の商工会議所で7件の犯行を供述しています。
同署では、管内で商工会議所荒らしが連続したため官公庁にセンサーを設置して警戒していました。
( 9月23日産経新聞)
「田舎の方がセキュリティは甘い」
こういう認識は泥棒にあるようで、都市部である手口に対する防犯対策が進むと窃盗犯は地方に、地方にと活動場所を変えます。地方で稼いで東京などにある拠点に戻り換金。
それが窃盗団の行動パターンになっています。
実際に、防犯講演などを行うと、「田舎の方がセキュリティは甘い」つまり、田舎の方が防犯意識が低く、防犯対策が進んでいない」ということを実感します。
「田舎では鍵をかけないで外出するのは当たり前」といった話もよくお伺いします。
其のたびに、泥棒の認識はどうなのか、といった話をします。
本当に、泥棒の認識と一般の方の認識とが大きくずれていることを感じます。
泥棒は、お金のある家以上に侵入しやすい家・建物を狙うのです。
人目に付かず侵入できる、簡単に侵入できる、人目に付かず逃げることができる
安全性、容易性、確実性・・といったことを常に考えているということをぜひ忘れずに、防犯対策を少しでも実施して、泥棒にとって「侵入しにくい家=嫌いな家」になっていただきたいと思います。