防犯ブログ
2008年09月26日 香川 船の舵(かじ)盗難相次ぐ7隻から12本
香川県の小豆島などの4漁港で、漁船からステンレス製の舵(かじ)が盗まれる事件が相次いでいます。
今月だけで、7隻の船から12本(約60万円相当)の舵が盗まれているようです。
背景には、ステンレススクラップの高騰があるようですが、金属の窃盗事件が報道されることが少なくなってきていますが、発生件数としては減っていないと思います。
むしろ、今回の船の舵のように、盗まれる対象が変わってきています。
金属であれば何でも良いのかと思うほど、様々な金属が盗まれ、その種類は増えつつあります。
そうなると、守るべきものも増えるため、防犯対策がより難しくなると思われます。
<9月25日18時0分配信 毎日新聞より一部抜粋>
『今月初旬から中旬にかけて、小豆島町と土庄町の4漁港で、係留中の漁船や遊漁船内にあったステンレス製の舵(かじ)が盗まれる事件が相次いでいる。
小豆署によると、7隻の船から計12本(約60万円相当)が盗まれ、盗難事件とみて捜査している。
県警によると、このような被害は県内の他の地域では報告されていないという。
被害に遭った漁協関係者(65)によると、舵は長さ約1.5メートルで約17〜18キロ、1本約5万円。
「新品でも注文して1週間はかかる。出漁もできず、燃料の高騰も加わって痛手」と困り果てていた。
背景には、ステンレススクラップの高騰がありそうだ。
専門紙を出す「日刊市況通信社」によると、ステンレススクラップの単価は、去年と比較すると下がりつつあるが、5年前の2〜3倍の価格で取引されているという。』