防犯ブログ
2008年11月11日 お年寄りの犯罪も、あきまへんえ
犯罪白書:高齢犯罪者、過去最多 10年で3倍−−08年版公表
法務省は7日、08年版犯罪白書を公表した。07年に刑法に触れる事件(交通事件を除く)で検挙されたり刑務所に入所する65歳以上の高齢者が、いずれも過去最多を記録し、97年から10年で3倍以上に急増。刑務所と社会を行き来する再犯者が目立つなど、社会的孤立を深めて犯罪に走る傾向が目立った。白書は「団塊の世代」が高齢化すればさらに高齢受刑者が増える恐れがあるとし、「福祉的受け皿の確保や就労支援が必要」と提言している。
白書によると、07年の高齢者の検挙数は4万8605人で全体の13%。97年の1万2818人から3.8倍に増えた。窃盗が全体の65%、放置自転車を盗むなどの遺失物等横領が22%で、この二つの犯罪が過去10年間での増加分の大半を占めた。高齢者は万引きでの検挙数が多いのが特徴で、女性高齢者の82%が万引きだった。
一方、刑務所に入所する高齢者は1884人で、97年の596人の3.2倍。07年の高齢犯罪者の一部を抽出し、前科・前歴を分析したところ、「11回以上」が23%で、「なし」の25%とほぼ並んだ。
毎日新聞 2008年11月7日 東京夕刊
このたび、法務省が発表した犯罪白書では、高齢者の犯罪が増加したことが、大きく取り上げられていました。
高齢者の人口増を上回る犯罪件数の伸びということで、とてもショックを受けました。
動機において若年層との大きな違いは、「生活困窮」「節約(特に女性)」が圧倒的に多いことです。
年金が少ない。物価上昇による生活が苦しい。後期高齢者医療制度などの将来の負担増に対する不安など、お年寄りを取り巻く環境は厳しいです。
将来の不安がない社会になれば、このような犯罪がなくなると思います。
早く不安のない社会にしたいですね。
いくら生活困窮といえども、万引は窃盗犯罪ですので、許されません。
このような犯罪を現場で、やる気にさせない環境作りも重要ですね。店舗内の万引などの抑止効果を重視した防犯 カメラシステムが効果的です。