安全な暮らしのパートナー　セキュリティハウス

金融不安、雇用調整による大量の派遣社員の失業・・と今年の年末は暗いニュースが目に付きます。
こうした状況になると、一発逆転を狙った「強盗」など凶悪犯が急増するというのが世の常。
実際にも、こんな犯罪が多発しています。

●大阪宝石店役員。路上で車にはねられ宝石奪われる
１日午後１時ごろ、大阪市中央区道頓堀１の路上で、歩行中の宝石店役員の男性（４５）が後ろから車にはねられ、車から降りた覆面の男２人に消火剤を噴きつけられたうえ、宝石類計５１３点（約１億円相当）が入ったキャスター付きバッグを奪われた。男性は肋骨（ろっこつ）を折るなどの重傷を負った。大阪府警南署は強盗致傷事件として、逃げた男らの行方を追っている。

　調べでは、男性は東京出張のため、現場近くの宝石店から地下鉄の駅に向かう途中だった。男性をはねた車は白のステーションワゴン。覆面の男２人は助手席と後部座席から降車しており、ほかに運転役がいたとみられる。車は現場から西方向に逃走した。男の１人は黒っぽい服装だったという。現場は大阪ミナミの繁華街の一角。
（12月1日 毎日新聞）

男性が宝石店の役員であり、高額の宝石を持っていることを知った上での犯行。何日も前から狙っていたのではないかと思います。大阪では少し前にも宝石店に同じく消火剤を撒いた窃盗犯が入っています。
愛知県でもパチンコ景品取扱会社の現金輸送車に四輪駆動車が右側から体当たりし、消火剤を噴霧し現金を奪おうとする犯罪が発生しています。

その他全国で強盗が発生しています。

●強盗：風俗店に男４人組、１６５万円奪い逃走　大阪・淀川
　３０日午前５時５分ごろ、大阪市淀川区十三東１のマンション１階の派遣型風俗店に男４人組が押し入り、事務室にいた男性従業員（３２）にサバイバルナイフのようなものを突き付け「金を出せ」と脅した。男らは現金約１６５万円入りの手提げ金庫を奪い、催涙スプレーを吹きかけて逃走。事務室には別の男性従業員（２７）もいて、２人は目やのどなどに軽傷を負った。大阪府警淀川署が強盗傷害容疑で調べている。
調べでは、同店は２４時間営業。４人組は無施錠の玄関から侵入し、売上金入りの金庫（幅２０センチ、高さ５センチ、奥行き１５センチ）を奪ったという。（毎日新聞）

●緊縛強盗：スーパー売上金１０００万円奪い逃走　埼玉
男２人組が押し入った「ベイシア寄居北店」の従業員出入り口＝埼玉県寄居町桜沢で２００８年１１月１７日午前８時４３分、町田結子撮影　１６日午後１１時１５分ごろ、埼玉県寄居町桜沢のスーパー「ベイシア寄居北店」（福島教義店長）の従業員出入り口を出た男性警備員（２７）に、２人組の男が拳銃とナイフのようなものを突き付け、「金を出せ」と脅した。男らは警備員に事務所内の金庫を開けさせて売上金など約１０００万円を奪い、警備員の両手足をひも状のもので縛って逃走した。警備員は約１０分後、自力でほどいて１１０番した。けがはなかった。県警寄居署が強盗事件として捜査している。
現場は秩父鉄道桜沢駅の西約４００メートルの畑地。福島店長は「年末は売り上げのある時期。防犯体制を強化していきたい」と話した。（毎日新聞）

最初の宝石商に関しては路上での犯行であるため、十分な防犯対策が難しいかもしれませんが、「防犯カバン」など、持ち主から離れるとブザーがなるタイプのカバンなどを持つというのも一つの方法です。但し、今回のように車ではねて車で持ち去るといった犯罪では、ブザーが鳴っていたとしても車の中に入れられてしまうので十分ではありません。
一人での行動を控えること。出かける時間を変化させること。などは実行すべきだと思います。

スーパーやコンビニ、店舗の強盗対策は、「ワイヤレス緊急通報システム」
無線対応の非常用押しボタンは携帯することが可能です。（カード型、ペンダント型、時計型があります）
この携帯タイプの非常用押しボタンであればどこにいてもその場で押すことができます。
非常用押しボタンを押すと、その場でサイレン・ベルが鳴ると同時に離れた５箇所にメール・音声での自動通報をすることができます。
又、防犯カメラと連動させ、動画画像を携帯電話に送信するシステムもあります。（見える自主機械警備システム）

いずれにしても、何も防犯対策をしていない先が狙われ犯罪の被害に遭う可能性が高くなります。
被害に遭わないためにも防犯対策を実施していただくことをお勧めします。