防犯ブログ
- 侵入手口
2008年12月09日
全国で「強盗」多発 年末にかけて注意が必要です。
「やはり」というべきなのでしょうか?
世界金融不安からの企業による派遣社員切りなどが社会問題になっていますが、この年末にかけて、「強盗」被害が多発しています。「金が欲しかった」「借金がある」そうした理由で追う詰められた末の強盗は、非常に怖いものがあります。
年末にかけて、ますます増加が懸念されます。
●コンビニに金属バットの2人組強盗、10万円奪う 静岡(12月9日 産経新聞)
8日午前3時55分ごろ、掛川市千浜のコンビニ店「ローソン掛川千浜店」に目出し帽をかぶった2人組が押し入り、無言のまま金属バットをレジにたたきつけた。2人はレジを店外に持ち出して中から現金約10万円を奪い、駐車場に止めていた車で逃走。当時1人で店番をしていた男性店員(28)にけがはなかった。
●ビデオ店に刃物強盗10万奪う 千葉(12月9日 産経新聞)
8日午前1時10分ごろ、八千代市高津東のビデオレンタル・販売店で、店内に入ってきた男がカウンターにいたアルバイトの男性店員(27)と女性店員(18)に刃物を突きつけ、「レジを開けろ」と脅した。男は2台のレジから売上金など約10万円を奪い逃走。店員2人にけがはなく、客はいなかった。
●松本の民家に強盗、現金数千円を奪って逃走(12月8日信越放送)
松本市のお年寄りの女性の家に男が押し入り、現金数千円を奪って逃げました。
午後1時10分ごろ、松本市島立の79歳の女性の家に男が押し入り、無言で刃物の様な物をちらつかせました。男は女性が財布から出した現金を奪い走って逃げました。被害額は2000円から3000円と見られています。
女性は一人暮らしで、男ともみ合った際に唇を切るなどのけがをしました。
目指し帽、サングラス、刃物、刃物を入れた紙袋、無言・・というのが犯人の姿です。
いずれにしても、強盗対策が必要です。
強盗対策
● 無線タイプのペンダント型、カード型や腕時計タイプの非常用押しボタンを従業員は携帯。強盗が入ってきた時点で押し、その場でサイレン等を鳴らす。経営者の携帯電話など5箇所にメール、音声を送信し異常発生を知らせる。
● マネークリップに紙幣を挟んでレジ内に入れておき、万が一抜き取られるとその場でサイレンを鳴らし、経営者の携帯電話など5箇所にメール、音声を送信し異常発生を知らせる。
● レジの中に大金を入れておかない。
● 犯人との距離を確保し、命の危険から身を守る。
● 防犯楯などで防御する。
● 防犯カメラを設置し、自動録画していることをステッカーなどで提示し、抑止効果を狙う。逆光補正ができるタイプの防犯カメラとし、メンテナンスを定期的に実施しておく。
● 客が入ってきたら「いらっしゃいませ」と顔を見て挨拶する。
● 従業員は店舗で一人にならないようにする。
● 強盗が来た場合の防犯訓練を行う。
● 最終退出時など従業員専用口で待ち伏せをされる場合があるため、専用口外にセンサーライト付き防犯カメラを設置し、外に人がいないかどうか確認してから店の外に出る。
強盗も下見をします。下見の時点で、どの時間帯が手薄か、自分より力が弱そうか、客が少ないか・・といったことを調べて強盗をするといった話を刑事さんに聞いたことがあります。
いずれにしても、一つの防犯対策では不十分で、幾重もの防犯対策を採用することで「防犯意識の高い店舗」となり、それが犯罪者を遠ざけることにつながります。