防犯ブログ
2008年12月18日 ベトナム人の万引・窃盗多発 一億円以上の被害。
このところ、ベトナム人窃盗団による万引き被害が、全国各地で広がっていましたが、このたび
相次いで検挙されました。
�@ベトナム人窃盗団:県内でも被害相次ぐ 医薬品や化粧品など520点 /徳島
徳島県警では、窃盗団の1グループを摘発。4月と7月にベトナム国籍のグエン・ホアン・コン被告(29)=窃盗罪で起訴=とトラン・バン・テオ被告(37)=常習累犯窃盗罪で起訴=を窃盗容疑で逮捕した。
2被告は07年1月から08年4月ごろ、県内のドラッグストアや量販店で25件の犯行を繰り返し、医薬品や化粧品など計約520点(約250万円相当)を盗んでいた。
�A盗品運び出し容疑でベトナム航空事務所を家宅捜索 /千葉
ベトナム人窃盗団が盗んだ化粧品などの盗品を手荷物に隠して海外に運び出したとして、ベトナム航空(VN)のダン・スァン・ホップ副機長(33)が17日、県警国際捜査課、東京税関成田支署などに盗品等運搬容疑で逮捕された。
千葉県警によると、06年ごろから全国のドラッグストアでベトナム人による医薬品や化粧品の万引き事件が多発。
全国14府県警が合同捜査本部を設置して捜査を進め、これまでに窃盗容疑で71人を逮捕、故買屋と呼ばれる商品の買い受け役14人も盗品譲り受けなどの容疑で逮捕した。万引きの件数は確認できたものだけで、約1200件(約3万6000点)に上り、被害額は約1億4000万円相当。
ベトナム航空は成田空港のほか、関西国際、中部国際、福岡の3空港からハノイ、ホーチミン線を運航。捜索は成田以外の各空港の事務所でも行われた。
12月18日 毎日新聞
《コメント》
外国人による窃盗事件は減少傾向にありましたが、今回のベトナム人による大規模・広域の窃盗事件は、ベトナム航空のパイロットが盗品の国外持ち出し役を担当するなど、組織的犯罪自県に発展しました。
また逮捕者が窃盗71人、故買屋14人、合計85人に及んでいます。
これで組織が一網打尽に壊滅できていれば非常に安心なんですが、まだ、国内に窃盗団のメンバーが残っているかも知れません。
この窃盗団は、ドラッグストアの化粧品・医薬品を狙い、ベトナムで売りさばくという手口でした。
化粧品医薬品は国内でも盗品をさばいている故買屋も暗躍していますので、換金性が高く万引きや窃盗のターゲットになりやすいですね。
店舗での防止策が一段と必要になってきました。
防犯カメラを店内に死角のないように設置し、「監視している」ことを強力にアピールする。
防犯カメラは屋外出入り口付近にも、設置する。
録画装置は日常点検を行い、確実に録画ができるようにする。
マニュアルを整備し、従業員の万引き防止に対する意識を高める。
万引き防止装置を導入する。
複数店舗の管理には、携帯電話で動画伝送システムを使用する。
などの対策を行ってください。
万引きも、侵入犯罪も、起こしにくい環境にすることが未然に防ぐ、最も有効な方法です。
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