防犯ブログ
- 放火・火災
2008年12月22日
全国で放火。年末にかけて要注意。
不況になると増えるもの。「強盗」と「放火」です。
放火が全国で発生しており注意が必要です。
●<火災>野積みの古タイヤ5000本焼く 神奈川(12月22日毎日新聞)
22日午前0時45分ごろ、神奈川県平塚市岡崎、古タイヤ販売業者の在庫置き場(約1600平方メートル)から出火、野積みのタイヤ約1万本のうち約5000〜6000本を焼き、約2時間半後に鎮火した。近くに住む女性(43)が煙を吸い、のどの痛みを訴え病院に運ばれたが軽症。現場は火の気がないことから、県警平塚署は不審火とみて調べている。
調べでは、タイヤ置き場は高さ約2メートルの鉄板で囲われているが、出入り口はチェーンが渡してあるだけで誰でも出入りできる。19日夕の終業時に異常はなかった。現場は小田急線伊勢原駅の南西約3キロで、住宅と田畑が混在している。
●福岡市で不審火11件、路上にいた17歳少年逮捕(12月20日 読売新聞)
福岡市城南区から南区にまたがる約2キロの範囲内で20日未明、1時間20分の間にオートバイや家庭ごみなどを焼く11件の連続不審火が発生した。
福岡県警南署は、現場近くにいた南区の無職少年(17)を現住建造物等放火未遂、住居侵入容疑で緊急逮捕。南区では今月、ほかにも計9件の不審火が起きており、関連についても捜査を進める。
発表によると、不審火は午前0時50分頃から同2時10分頃にかけ、城南区南片江3から南区桧原4の範囲にある住宅街で起きた。
南片江3では住宅前に置かれたごみ袋が次々と燃え、さらに、600メートル離れた城南区東油山4のマンション駐輪場ではオートバイ1台が焼けた。桧原5では、横断歩道用の小旗やマンションのごみ置き場のごみなどが相次いで燃えた。いずれも市消防局などが消し止め、けが人はなかった。
連続放火事件とみて巡回していた捜査員が午前2時過ぎ、桧原4の路上を歩いていた少年を発見。職務質問に対し、少年は不審火と無関係を装っていたが、同署で任意聴取したところ複数の犯行を認めた。
少年は午前2時頃、捜査員に見つかった現場近くの左官男性(67)宅の敷地に侵入。倉庫にあった木材に火を付け、隣接する男性宅を燃やそうとした疑いで、午前7時に逮捕された。火は付近住民が気付いて消し止めた。少年は犯行に使ったとみられるライターを持っており、「火を付けたかった」などと供述しているという。
「放火」はこの少年のように「火をつけたかった」というような理由で実行される犯罪です。
「むしゃくしゃして」「失業した腹いせに」「侵入して盗むものがなかった腹いせに」「くびになったから」
いろいろな背景となる犯人の気持ちはありますが、「ただ火をつけたかった」というのが、非常に漠然としていて、そうした少年にどう対応したらいいのかと考えてしまいます。
いずれの理由であれ、放火は大罪であり、許されるものではないとともに、放火被害に遭ったら大切な自宅・事務所・物を焼失してしまう可能性があるということです。命をなくすこともあります。
自分自身で放火に遭わないように自主防衛するしかありません。
放火犯に狙われないための方法
● 火をつけやすいようなものを置いておかない。
● ゴミや古新聞紙、古雑誌、ダンボールなどはゴミの日の当日に出す。家の軒下などに置いておかない。
● 敷地内に不審者が侵入したら、人感ライトで照明を付け明るくする。
● 防犯灯をつけ犯人がかくれるような場所をなくす。
● 見通しを良くする。犯人がかくれるような場所をなくす。
● 炎センサーを設置し、炎の段階で検知し音声警告やベルを鳴らす。
● 敷地内に侵入したら外周警備でベル、サイレンを鳴らす。
● 炎センサーや外周警備用赤外線センサーが異常を検知すると、すぐに携帯メールで通報する自主機械警備システムNEXT
● 建物外にセキュリティキーパーを設置し、防犯・防災システムが完備していることを犯罪をしょうとしている人間に知らしめる。(抑止効果)