防犯ブログ
- 侵入手口
2008年12月25日
京都大学で入院中の我が子の点滴に汚水。防犯カメラが逮捕の決め手?
年末にかけてなんとも痛ましいニュースがあり、腹立たしい思いをされた方も多いと思います。
その逮捕に防犯カメラが働いていました。
<1歳娘殺人未遂>母、過去2回混入疑惑 ビデオに不審行動(12月25日毎日新聞)
京都大病院に入院中の五女(1歳10カ月)の点滴に雑菌の入った水を混入したとして、京都府警に殺人未遂容疑で逮捕された岐阜県関市神明町4、主婦T(35)が、逮捕容疑以前にも2回、混入と疑われる不審行動をしていたことが分かった。容疑者が病院に提出した五女の尿に、オムツなどに使われる吸収剤成分(ポリマー)が入っていたことも判明。府警は容疑者の関与を追及するとともに、詳しい動機の解明を進める。
病院側の24日の記者会見によると、容疑者は逮捕容疑となった今月22、23両日のほか、12、13日にも不審な行動が集中治療室(ICU)のビデオカメラに映っていた。
五女の血液検査で通常は血液内に入らない雑菌4種類を検出したため、病院側が府警に相談してビデオを設置。注意していたところ、防犯 カメラから見えにくいよう五女を抱え込むようにし、自分の衣服のポケットに素早く手を突っ込む仕草を繰り返していた。このうち13日を除く3日間、五女は発熱したという。また、尿に入っていたポリマーは人為的に混入された可能性が高いとみられる。
一方、容疑者には他に4人の娘がいたが、同容疑者の義父によると、次女は01年7月に3歳6カ月で、三女は04年5月に2歳と少しで、四女は06年5月に生後9カ月で死亡した。「3人とも膠原病(こうげんびょう)だった」といい、入院先の病院で死亡したと話した。
京大病院によると、容疑者は1日2回の面会時間中はずっと五女に付き添い、主治医に回復の見込みをしきりに尋ねるなど周囲には「かいがいしく一生懸命」に見えたという。子供を病人に仕立てる一方で献身的に面倒をみる行動は精神疾患の一種「代理ミュンヒハウゼン症候群」に特徴的とされ、府警は慎重に調べを進める方針。
何が目的なのか?ちょっと理解に苦しみますが、悪意を持った人間が侵入してきて行うことも可能性としてあります。
過去にも病院に入院中の患者がピストルで撃たれて死亡する事件や、介護者が介護人に対して虐待をする事件などが報道されていました。
逆もあり、入院患者の無茶な要求やセクハラなどで看護婦が退職したりということも起こっているようです。
「防犯 カメラ」がそうした事件の解決に必要な時代に残念ながらなってきているのかもしれません。
病院の防犯 カメラ設置事例