防犯ブログ
2009年01月06日 ゴルフクラブ300本盗まれる=白い車の2人組−大阪
4日午前2時40分ごろ、大阪府寝屋川市三井南町のゴルフ用品店「香里森田ゴルフ」のガラス戸が割られ、2人組が車で逃げたのをマンション住人が見つけ110番した。ゴルフクラブ約300本(1500万円相当)がなくなっており、府警寝屋川署が窃盗事件として捜査している。
調べによると、割られたガラス戸のそばにはコンクリートブロック片が落ちていた。2人組は同店からゴルフクラブを持ち出し、近くに止めた白っぽい乗用車のトランクに積み込んで逃走したという。
2009/01/04-時事通信
《コメント》
数年前から多発していたゴルフクラブの盗難事件、また、大阪で起こりました。
ゴルフクラブは中古品市場も大きく、換金できるルートがあれば、泥棒にとっては稼げる物品です。
手口は、やはり短時間で犯行を済ませる「大胆な手口」です。
大きな音をたてて侵入してもかまわず、短時間で盗んで逃走するという手口です。
今回の侵入口もガラス戸をコンクリートブロックでたたき割っています。
相当大きな音が発生したはずですが、短時間で逃げればいいという考えです。
残念ながら、万引き防止とレジ付近を監視することを主目的とした防犯カメラや、
センサー中心の警備システムでは、未然に防止・抑止することが難しそうです。
これらの侵入窃盗手口に対応するためには、下見の段階で侵入をあきらめさせる
環境作りがとても重要です。
建物周辺をできるだけ明るくし、閉店後も外部からの見通しを良くし、誰かに見られていることを、侵入者に悟らせる。
シャッターや面格子、防犯ガラスなどを取り入れて、窓・ドアの強化を図り、侵入に要する時間がかかることを、侵入者に見せる。
防犯カメラを店内だけでなく、屋外に高感度カメラを設置し、侵入前から監視していることをアピールする。
自主機械警備NEXTを導入し、抑止用機器を強化して、下見を行う侵入者をあきらめさせる。
見える自主機械警備システムを導入し、携帯電話でリアルタイムの動画監視を実施する。
セキュリティハウスは、さまざまな犯行手口を研究し、抑止効果の高いシステムを提案しています。