防犯ブログ
- 侵入手口
2009年01月13日
宅配会社で散弾銃紛失
宅配会社で散弾銃紛失したり盗まれる事件が相次いでいます。
●8日午後2時ごろ、茨城県石岡市北府中のヤマト運輸石岡エリア支店から、配送品の上下2連式散弾銃1丁を紛失したと県警笠間署に届けがあった。
●昨年12月24日午後3時40分ごろ、ヤマト運輸の男性従業員が笠間市大田町の銃製造修理会社「新SKB工業」から散弾銃の配達依頼を受け、同市平町の営業所に運搬。集配車から荷降ろしをした後、行方不明となった。散弾銃は機関部と銃身部などが分解され、段ボールに入れられていた。
(1月8日 時事通信より一部引用)
昨年12月に笠間市と水戸市で、散弾銃や散弾が盗まれる事件が起きており、県警が関連を調べているということですが、二重の意味でちょっと驚きです。
一つには、散弾銃や散弾が宅配便で送られるということ。
もう一つには、そうした危険物にも係わらず、複数の人間で取り扱うなど特別な管理体制の強化をしていないということ。
トラックターミナルなどで、運送トラックを装って荷物を持ち去るという犯罪が起きているという話を昔に聞いたことがあります。その時に、そのトラックターミナルに防犯カメラシステムと、トラック入退管理システムを納入しました。
ゲートをトラックが通る時に、非接触カードでトラックから降りずにカードリーダーにカードをかざして、カードを持っているトラックだけが出入りできると同時に、何時に入り、何時に出たかが記録されるというものです。
防犯カメラとの連動し、画像でも録画記録が取れると同時に、カードを持っていない車両の場合には、押しボタンを押して、防犯カメラの映像とインターホンの会話で確認し、手動でゲートを上げることを行っていました。
こうしたシステムを導入することで、荷物の持ち出しや不正、窃盗被害が防ぐことができます。
宅配便といえども、危険物や重要物などがあります。
今回のように、散弾銃や散弾が盗まれると、それを別の犯罪に利用される可能性もあり、信用問題に発展します。
やはりきちんとした管理・防犯体制を取ることをお勧めします。