防犯ブログ

2009年01月17日 「振り込め」新手口 誘い出しそのすきに空き巣 埼玉

 埼玉県では16日、振り込め詐欺の手口で高齢者に電話で現金を用意させて呼び出し、そのすきに空き巣に入る、新手の窃盗事件が県内で14日に2件相次いだ。
 県警捜査3課によると、14日午前10時半〜午後7時、蕨市の無職男性(80)と川口市の無職男性(81)にそれぞれ、「携帯電話番号が変わった」と、息子を名乗る男からの電話が数回入った。「息子」は「金が必要だ」などと現金200万円を用意するよう要求、その上で駅などで待ち合わせの約束をして、2人を外出させたという。
 待ち合わせ場所に「息子」が現れないため2人が帰宅したところ、蕨市の男性方からは現金255万円や貴金属が入った金庫2個、川口市の男性方からは商品券や指輪など約6万8千円相当が盗まれていた。いずれも窓ガラスが工具で割られ、室内が荒らされていたという。
 「息子」は被害者との電話でのやりとりの際、自宅に金があるかを確認した上で、「危ないから待ち合わせ場所には持ってこないで」などと、留守宅に多額の現金が置いてある状態で外出するよう仕向けていたという。 2009年1月17日 朝日新聞

《コメント》
新しい手口の振り込め詐欺の新しいが、埼玉で起こりました。これは現金を家に保管させておいて、
家人を呼び出し、そのすきに「空き巣」に入るという手口です。
いずれも、息子を装った犯人が自宅に金を用意させていたため、被害額が200万円以上に上りました。高齢者を狙った本当に悪質な犯行です。
振り込め詐欺対策がすすみ、ATMでの振り込みが難しくなってきており、呼び出しておいて空き巣に入るという手口を考えついたのでしょう。
まずは、詐欺に気をつけ、「息子」などを名乗る電話で、「お金がいる」という内容には絶対に信用しないことが必要です。
具体的には、家族しか分からない合言葉を決めて電話で確認しあうことをお勧めします。これなら、簡単に実行でき、効果が高いですね。
そして、建物に対する空き巣対策をきっちりと行うことも必要です。
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