防犯ブログ

2009年01月23日 窓ガラスをバール、ドライバーで破壊して侵入。日系ブラジル人空き巣100件

千葉、茨城両県で液晶テレビやゲーム機、現金などを狙った空き巣を繰り返した日系ブラジル人の男4人。

昨年7月以降、両県内の民家の窓ガラスをバールやドライバーで壊して侵入し、現金や家電、貴金属などの空き巣約100件(被害総額約8000万円)を繰り返していたことを確認。
東京都渋谷区のリサイクル店で盗品を転売したことなどから犯行が分かりました。

 昨年11月25日の昼、茨城県守谷市の男性会社員(50)方に侵入し、現金約1万5000円と家庭用ゲーム機3台や家電32点(13万8500円相当)を盗むなどした疑いです。
(1月23日産経新聞)

盗むものが変わってきた典型的な犯罪です。
「昔現金、今家電」
現在被害が多いのがノートパソコンなどコンピュータや家電製品。
理由は?というと、「簡単に換金できるから」です。

もちろん現金は盗みますが、それだけですと稼ぎは少ない。そこで泥棒にとっては簡単に中古市場で換金できる家電製品ががぜん人気ということになります。
インターネットオークションなどでも時々盗品が出ており、それを盗まれた持ち主がチェックしていて犯人逮捕につながるというニュースも流れていますが、リサイクルショップへの家電持込みも特に免許などがいるわけでなく、簡単に現金に換えられるのですから、泥棒にとってはお宝そのものなのです。

ところがまだまだ「うちには盗られる物がないから泥棒に入られない」「現金など置いていないから大丈夫」と安心しきっている人が多いのです。
今回の日系ブラジル人に昨年1月に空き巣に入られた男性は現金は1万5000円の被害でしたが、家電製品が13万以上でした。もっとここに宝石貴金属や時計などが加わると被害額が大きくなります。
つまり、現金だけを考えて安心しているととんでもないことになるのです。

まして、泥棒の心理からいうと「入りやすいところに入る」というのが侵入対象を決定する第一ポイント。
つまり泥棒が「ここは入りやすい」と感じたら、現金を置いていようが置いてなかろうが侵入対象となってしまうのだということを忘れないでいただきたいと思います。

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