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2009年02月12日 コンビニ強盗 9月以降急増

コンビニ強盗、タクシー強盗が昨年度の9月以降急増しています。

●三鷹で連続コンビニ強盗か 東京(2月10日産経新聞)
三鷹市のコンビニエンスストアに刃物を持って侵入したとして、警視庁三鷹署は9日、強盗未遂の現行犯で同市牟礼男(23)を逮捕した。「強盗目的でやった」と容疑を認めている。このコンビニは昨年12月にも強盗被害に遭ったほか、周辺のコンビニでは昨年11月に2件の強盗事件が発生している。防犯カメラに映っていた男の体形が似ていることから、同署で関連を追及している。
 29日午前2時5分ごろ、東京都足立区千住中居町のコンビニエンスストア「ローソンストア100」に包丁を持った男が押し入り、レジにいた男性店員(43)に包丁を突きつけると、「金を出せ」と脅した。店員が大声を出したところ、男は驚いて何も取らずに逃走した。警視庁千住署は強盗未遂事件として調べている。

コンビニやタクシーをねらった強盗の認知件数が景気悪化が顕著になった昨年9月以降、急増していることが27日、警察庁のまとめで分かりました。

警察庁によると昨年、全国の警察が認知したコンビニ強盗は611件で、19年(544件)を大きく上回りました。
コンビニ強盗の認知件数は16年が812件、17年が664件、18年が610件と減少が続いていましたが、ここにきて一転、昨年9月以降急増しています。1カ月当たりの平均認知件数では1〜8月が46・3件だったのに対し、9月以降の4カ月は60・3件と3割増になりました。

昨年12月、大阪府のコンビニで金を奪おうとして強盗未遂で捕まった男は「派遣の仕事がなくなって」と供述。所持金は9円でした。このほかにも昨年末に発生、逮捕されたコンビニ強盗犯の中には、動機に「解雇」や「経済的窮乏」を挙げるケースが目立ってきています。つまり従来の強盗犯像とは異なる犯人像が増えてきているのです。
先日も15分コンビニでうろうろして強盗しようとして一喝され逃げたケースもありました。
少額の現金しかないコンビニやタクシーをねらった強盗は、「ハイリスク・ローリターンで、経済的に追いつめられた者による場当たり的犯行が目立つ窮乏型犯罪」(警察庁幹部)と見られます。

ハイリスク・ローリターンは比較的身近なところで犯罪が発生するということで、防犯対策を再度見直す必要があります。
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