防犯ブログ

  • 犯罪手口
2009年02月13日 銭湯脱衣所でカード情報盗む、防犯カメラのないところ狙う

スーパー銭湯の脱衣所で利用客のカード情報をスキミングし、クレジットカードを偽造、そのカードでデジタルビデオなどの家電製品をだまし取った疑いで中国人や暴力団の男6人が逮捕されました。
6人は家電を購入する買い回り役や転売する役など役割分担しており、偽造カードは500枚近く、だまし取った家電は1億4千万円にも及ぶようです。

防犯 カメラのない脱衣所で犯行が行われたようですが、犯行グループは事前に下見を行い、防犯カメラや防犯システムが設置されていないようなところを狙い犯行に及んだのでしょうか。
犯人は6人グループで役割分担もしていたことから、犯行のターゲットとなるところも事前に下見をしていたと思われます。

ここは防犯カメラがついているから映像が記録される、ここは防犯システムがついているから侵入しにくいなど、少しでも捕まるリスクの少ないところを選別し犯行に及んでいたのでしょう。
つまり、事前に防犯カメラを設置するなどの防犯対策を行っているところは犯人のターゲットから逃れられた可能性が高いということです。

目的で選ぶ防犯カメラ
偽造カード・盗難カードによる被害

<2月9日11時57分配信 産経新聞より>

『浴場の脱衣所で盗んだクレジットカード情報でカードを偽造し使用したとして、警視庁と千葉県警は不正作出支払用カード供用詐欺などの疑いで、中国籍で東京都中野区本町、無職、謝浩容疑者(44)ら中国人や暴力団組員のグループの男6人を逮捕した。

謝容疑者の自宅からは偽造カード467枚が押収されており、家電など約1億4000万円分を購入し、転売したとみられる。

調べでは、謝容疑者らは昨年6月ごろから、自宅マンションで、盗んだカード情報を使って偽造カードを作製。
都内や近県の家電量販店でデジタルビデオなどの家電をだまし取った疑い。
6人は家電を購入する買い回り役や転売する役など役割分担をしていた。

カードを偽造されていたのは、平成19年10月ごろから関東近県のスーパー銭湯などの温泉施設を利用した客が中心。
警視庁などは謝容疑者のグループが、防犯カメラのない脱衣所に入り、合鍵を使って利用客のカード情報をスキミングしたとみている。

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