防犯ブログ

  • 詐欺
2009年02月03日 振り込め詐欺、依然として増加

追う方と追われる方、攻防戦はいたちごっこと言いますが、最近また振り込め詐欺に関する報道が目立つようになってきました。
今までのケースですと、身内を名乗るものから「トラブルで至急に金が必要」というような連絡があり、指定する口座へ振込みを促すものがほとんどでした。
ところが昨年より、宅配便やバイク便、郵便局のエクスパック(小包)を現金受け取りに利用するケースが増加しており、被害も年々拡大しているようです。
また、今年に入ってからは定額給付金の給付を装った詐欺や、個人情報の詐取といったケースも増加しているようで、警察庁や総務省も呼びかけを行っています。

また、相次ぐ被害を防ぐ為に、警視庁と宅配業界が連携し、対策を行っていくようです。

“振り込め詐欺の犯人が、宅配便やバイク便を現金の受け取りに利用するケースが増えているとして、警視庁と業界団体は2日、対策会議を開き「受取人の身元がはっきりしない不審な依頼は拒否する」などの対策を決めた。

 警視庁によると、今年1月末、都内の女性(70)宅に「会社の金で浄水器を買ってしまったので、金を貸してほしい」と息子を装った電話があった。犯人はバイク便に女性宅まで現金を取りに行かせ、私書箱に届けさせる手口で630万円をだまし取ったという。
 現金を手渡しさせる手口は昨年後半から増加。昨年1月は被害全体の約4%だったが、今年1月には約37%に上った。
 犯人グループが業者に成り済ます場合が多いが、実在するバイク便が「運び屋」として使われた例もある。届け先は私書箱が多用されるほか、駅前やコンビニ前などで渡すケースもあった。”

【2009/02/02 共同通信より抜粋】

上記の取り組みのほか、ヤクルトや宅配ピザのピザーラでは、配達の際に振り込め詐欺注意を促すチラシをすでに配布しており、今後も対策が期待されています。
景気の悪化に伴い、今後もこういった事件が増えてくる事が予想されます。
不審な電話や封書が届いた際には、警察等に相談する等、私達の自衛が第一です。


《参考リンク》

●警察庁ホームページ:「振り込め詐欺」の認知・検挙状況について(平成20年)

●総務省ホームページ:重要なお知らせ

加盟企業専用ページはこちら