防犯ブログ
- 犯罪手口(寺社仏閣)
2009年03月06日
建仁寺仏像盗難 犯人の「下見日記」
先日逮捕されたこの男は、事前にお寺の防犯システム状況等を確認し、日記に記していました。
"京都市東山区の臨済宗建仁寺で木造十一面観音坐像(ざぞう)が盗まれた事件で、京都府警が容疑者宅から押収した日記に、「(防犯用)センサーは大丈夫」などと寺の防犯システムを下見したことを示す記述があることがわかった。
容疑者はこれまでに、京都市内の五つの寺から仏像を盗んだことを認め、これらの寺で下見を行ったとの記述もあることから、府警は、計画的な連続犯行とみている。
捜査関係者によると、日記には、毘沙門堂(山科区)や東寺(南区)など複数の寺について「ここまで行けばセンサーは大丈夫」などと警報装置の作動範囲が記され、さらに「仏像を包むためにコートを用意した」などと事前の準備についても書かれていたという。
容疑者は、建仁寺や毘沙門堂、東寺での犯行に加え、昨年9月に宝泉院(左京区)の「韋駄天像」、今年1月には右京区内の寺から木造の座像を盗んだことも自供しているという。"
【読売新聞 3月6日より抜粋】
泥棒は必ず下見をするといわれています。
泥棒の完全犯罪遂行のためのポイントを以下に挙げてみますと、
* 「安全性」...人目につかずに犯行できるか、捕まらないか。
* 「容易性」...簡単に侵入できるか。
* 「確実性」...確実に儲けることができるか
「人目につくこと」を嫌がるのは、誰かに顔を見られる可能性が高い、すなわち、つかまる可能性が高くなるからなのです。
■防犯泥棒大百科:「泥棒が狙いを定めるまで」
■セキュリティハウスサイト:「泥棒の心理」