防犯ブログ
- 侵入手口
2009年03月09日
国公立大狙いの泥棒
「国公立大狙い」といっても受験ではありません。
京都大学の教授室からデジタルカメラを盗んだとして、熊本県警熊本北署などは7日、窃盗などの疑いで、福岡県筑紫野市二日市北、職業不詳M(43)を逮捕した。県警によると、同容疑者は「知らない」と否認しているという。
東北から九州まで24府県の国公立大学で同様の被害が約30件あり、現金計百数十万円と計約400万円相当の物品が盗まれているといい、県警は大学研究室を狙った広域窃盗事件とみて関連を調べる。 逮捕容疑では、M容疑者は昨年11月6日未明、京都市左京区の京大大学院人間・環境学研究科の教授(56)の部屋に侵入し、デジカメ2点(計14万円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、署員らが筑紫野市内の質店で盗まれたデジカメを見つけ、台帳からM容疑者が浮上した。
残された記録などによると、同容疑者はノートパソコン数台を同店で換金したとみられるという。
(3月7日22時9分配信 時事通信)
大学からノートパソコンを盗み、換金する。
この手口での犯行が多発していました。
「大学は警備が甘い」と泥棒は話しており、自由に出入りできるという大学の隙を狙って侵入し、ノートパソコンを盗み出し質屋や中古パソコン販売店、インターネットオークションなどで販売するというパターンです。
私立より国立の方が入りやすかったとの供述もあります。
大学や大学病院は警備システムの見直しを行い、パソコンの持ち出し防止、不審者の研究室への出入りを検知する、入退出管理するといった方法をとることをお勧めします。