防犯ブログ
- 侵入手口
2009年03月16日
放射性物質含む機器部品紛失…栃木、盗難か
あってはならない事件が発生しました。
栃木県足利市田島町の北関東自動車道建設現場で放射性物質を含む測定機器の部品がなくなったと、足利署が15日発表した。県警で盗難事件として調べている。
県警によると、なくなった部品は、微量の放射性物質コバルト60とカリフォルニウム252を含む直径約1・5センチ、長さ約22センチの金属の棒。13日午前7時50分頃、事務所の駐車場で、作業員が部品を入れた鉛の円筒ケースを置いて離れ、約30分後に戻ると、ケースごとなくなっていた。14日になっても見つからないため、工事を行っている業者が同署へ届け出た。
文部科学省によると、放射性物質から1メートル以上離れていたり、ケース内に入れていたりすれば人体にほとんど影響ないが、48時間、触れ続けると局所的に一般人の年間許容量の50倍の被曝(ひばく)量になるという。県警は、見つけたら、ケースから取り出さずに届け出るよう呼びかけている。 (3月15日読売新聞)
盗んだ泥棒は金属の棒で高く売れると思ったのでしょうか?
まさか放射性物質が入っているとは思っていないと思います。
北関東自動車道建設現場での盗難事件。
これは偶然ではありません。
建設現場からの盗難は多く、建設用備品や配線材料などが盗まれています。
翌日設置予定の空調などが一式盗まれることもあるようです。
いずれにしても、盗まれた場合、翌日からの工事に支障が出てしまうため被害は盗まれた商品だけに済みません。
又、今回のように「放射性物質」が入っていたら、二次被害なども考えないといけないと思います。
又、子供が工具などをおもちゃにして怪我をしたりする可能性もあります。
建設現場はやはり侵入者を防ぐための防犯対策を実施する必要があります。
足場などでもワンポイントの防犯対策を実施されるところが増えてきています。