防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2009年03月19日
自動車用品店で窃盗被害。
自動車用品店に泥棒が侵入しました。
●13日午前1時ごろ、愛知県豊明市阿野町の自動車用品店「アップガレージ国1店」で、異常を知らせる警報装置が作動した。県警愛知署員が駆けつけると、店舗東側の従業員出入り口のドアがこじ開けられ、店内にあった現金約420万円とカーナビ8台、カーナビ用モニター1台が盗まれていた。
現金は手提げ金庫とレジの引き出しに入れられ、店内事務所内の無施錠のロッカーに保管されていた。カーナビなどは店内に展示されていたものという。
●出入り口はバールのようなものでこじ開けられていた。警察では店内などの防犯カメラを解析している。
(3月13日毎日新聞より抜粋)
出入り口をバールでこじ開け事務所内に侵入。物色して無施錠のロッカーに保管してあった手提げ金庫とレジを破り中の現金420万円と商品カーナビ8台などを盗み逃走。
警報装置がついていたとのことですが、現場でのベルやサイレンなど音による威嚇は実施されていたのでしょうか?
いずれにしても警察官が駆けつける前に退散していますから、複数の窃盗団による犯行ではないかと推測します。
それにしても、手提げ金庫などに420万円もの現金を保管していたというのは、防犯面で問題です。
もっと大型の金庫でも金庫ごと持ち出されたり背面破りされたりで被害に遭う時代です。
それが手提げ金庫を無施錠のロッカーに保管していたとなると、防犯効果はほとんどない状態で保管していたということです。
もしかしたら、高額現金を置いているということを犯人が事前に知っていた可能性もあります。
防犯面の隙を突かれた窃盗だと思います。
補強すべき防犯対策/
● 現場での音や光による威嚇撃退効果のあるベル・サイレンなどを屋外・屋内に複数設置する。
● 室内に入られてから対応するのではなく、建物の外の段階で侵入を検知し、音・光で威嚇撃退できるよう、外周警備(赤外線センサー)を設置する。現在の警報装置のレベルが不明であるが、窓・扉開閉検知センサー(マグネットセンサー)、室内検知センサー(パッシブセンサー)の二重警戒に加えることで建物の中に入られる前に退散させ、それでも万が一室内に侵入した時点で犯行を継続させないよう室内にいる間中ベルなどを鳴らすことができる。
● 設置している防犯カメラと各種侵入検知センサーを連動させ、異常発生時にはFOMA携帯電話に動画通報する「見える自主機械警備システム」を設置する。店舗管理者は実際の店舗状況を動画で把握しながら対応可能。携帯電話から声で直接威嚇することもできる。
●建物外に警備実施中であることを犯罪企図者に対し知らしめるセキュリティキーパーを設置し、犯罪対象から外させる。