防犯ブログ
- 放火・火災
2009年04月08日
京都市南部で連続不審火。放火の疑い。
全国で発生している放火被害。
京都市南部でも放火と思える不審火が多発していることが分かりました。
京都市伏見区を中心とする市南部の半径約3キロの地域で3月以降、白昼にばかり不審火が10件相次ぎ、京都府警伏見、南、七条の3署は放火の疑いが強いとみて共同で捜査を始めた。
●家屋8軒を焼いて住民が重傷を負った火災
●同一の場所で3回も不審火が続いたケースがある。
●3月2日正午ごろ、伏見区下鳥羽北三町の農機具倉庫から出火。それから1時間のうちに物置小屋の古新聞や、民家の洗濯物を焼く火事が相次いだ。
(4月4日 毎日新聞 より引用)
火災は一瞬にして財産も想い出もそして命さえも失ってしまう、最も大きなリスクの一つです。
6日も大阪住吉で一家5人が死傷するという悲惨な火災が発生しています。
春は特に空気が乾燥していると同時に風が強く、あっという間に火の手が上がり消火もままならないという状態になります。
放火は火災の原因の第一位です。
放火を防ぐためには、放火犯が放火しにくい環境を作ることが大切です。
放火犯の多くは、「むしゃくしゃして」「リストラされて」といったように現実社会に対する不満を抱え、その気持ちを「放火」で少しでも解消しようと犯行に及ぶようです。多くの人が集まり消火活動をしたり、心配そうに見守っている状況を楽しむという気持ちがあるようです。
現在の日本が抱える閉塞感が、多発している放火の背景にあるのではないでしょうか?
放火をさせない、放火対象にならないために、大切な家族や財産を守るために「放火対策」を。
● 敷地内に不審者を入れさせない。低めの塀やフェンスで見通しを保ちながら、敷地へ不審者が簡単に入れないよう侵入経路を遮断する。
● 道路からの見通しが悪くないか見直し、植木の剪定や塀の高さなどを改善する。
● 敷地内の建物の外に燃えやすいものを放置しない(古新聞、ダンボール箱、古雑誌、木材、タイヤ、石油など)。
● ゴミ置き場には収集時間前にゴミを出す。前日や早い時間から出さないよう町内で徹底する。
● 家の周囲の雑草などは抜き、きちんと掃除する。
● 防犯灯や人感ライトなどで明るさを保ち、死角をなくす。
● 炎センサーを設置し、10メートル先の7cmの炎を検知し、音声警告する。
● ダミーカメラや防犯カメラを設置し、監視していることを犯罪者に見せる。
放火対策
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