防犯ブログ

2009年04月28日 高級住宅街を狙い、バーナーなどで窓ガラスを焼き破って侵入する手口

中国人と日本人による窃盗団の手口がニュースに掲載されていましたのでご紹介します。

●愛知、静岡両県警は25日までに、グループで空き巣を繰り返していたとして窃盗などの疑いで、愛知県豊川市御津町、無職A容疑者(31)ら中国人6人と同県刈谷市小垣江町、無職B容疑者(33)の計7人を逮捕した。
うち3人が容疑を否認している。
愛知県警によると、A容疑者らはメンバーを入れ替えながら鉄道沿線の高級住宅街を狙い、バーナーなどで窓ガラスを焼き破って侵入する手法で、昨年5月以降、岐阜、静岡、愛知、三重県で約300件総額1億円以上の窃盗を繰り返した疑いがあり、両県警が裏付け捜査を進めている。
逮捕容疑は17日午後、愛知県岡崎市の無職、男性(63)宅に侵入し、現金20万円や腕時計4個などを盗んだ疑い。

「焼き破り」と呼ばれる侵入手口です。
「ガラス破り」ではあるのですが、一旦暖めて冷却して割るという方法です。

中国人と日本人の混合窃盗団は多く、日本人が運搬役や情報屋になっていることが多いです。
外国人の窃盗団の特徴は、組織化、分業化、凶悪化、短時間化などがあげられます。
複数人で犯行に及び、実行役、見張り役、運搬役などに分かれます。ストップウオッチなどを持って侵入することも多く、宝石貴金属店など店舗などでは数分、長くて5分程度で犯行を終了することもあります。

多くが銃や小刀など武器を持参していることもあるため、万が一出くわした時には「居直り強盗」となる可能性もあるので、建物の中に入られる前に退散させることが大切です。

この窃盗団は高級住宅街ばかりを狙って犯行を重ねていますが、全ての泥棒がそうではありません。
集合住宅・マンションを狙う泥棒、学生マンションや寮を狙う泥棒もいます。
多くの泥棒が「侵入しやすい」「人目につかず侵入できる」という面から侵入対象を選びます。お金があるかどうかが選択の第一ポイントではないのです。盗まれるものもノートパソコンや家電などもあります。
だから「うちは盗られるものはない」は通じないのです。

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