防犯ブログ
- 侵入手口(医院)
2009年05月20日
高松の医院から盗まれたもの。向精神薬、精神安定剤、鎮痛剤と現金約68万円
開業医から盗まれるもの。「開業医はお金持ちだから、現金」なんて考えていませんか?
もちろん泥棒はお金が大好き(誰でも好きだと思いますが、特に)ですから、現金があれば盗みます。
しかしそれだけで済めば「不幸中の幸い」
実際には、もっと怖いものが盗まれるのです。
●18日午前4時半ごろ、高松市番町5の石田クリニック(麻酔、リハビリテーション科・石田征院長)で、3階の診察室などが荒らされているのに医院関係者が気付き110番通報。高松北署員の調べで、裏口のシャッターが工具のようなのものでこじ開けられ、薬や現金が盗まれているのが分かった。
同署によると、盗まれたのは、向精神薬のハルシオンとグッドミン各約800錠、精神安定剤のデパスと鎮痛剤のロキソニン各約500錠などと、現金約68万円。
薬は診察室薬棚に、現金はレジと2階の更衣室ロッカーにあったといい、それぞれは施錠されていなかったという。17日午後6時ごろには異常はなかったといい、同署が窃盗容疑で調べている。
(5月19日 毎日新聞より引用)
医院は5階建てで、4、5階が居住スペースになっており、、何者かが17日午後6時〜18日午前4時半ごろまでに、1階勝手口の鉄製のドアを工具などでこじ開けて侵入、3階診察室の無施錠の薬棚にあった睡眠薬や精神安定剤など計2600錠のほか、レジなどにあった現金約68万円を盗んだ窃盗です。
4階に住む院長(64)の義父が同日午前5時ごろ、被害に気が付き、110番通報しました。
問題点は何点かあります。
● 現金68万円もの大金がレジ等に入ったままであった。
● 薬棚が無施錠である点・・・薬が盗まれるものであるという認識がなかったのかもしれませんが、向精神薬、精神安定剤、鎮痛剤、タミフルなどは盗まれます。転売目的(換金)の場合もあれば、自分自身が使用する目的で盗む場合もあります。又、こうした薬物を使用しての「睡眠強盗」(飲物などに入れ眠らせてその間に現金や時計、カバンなどを盗む)や強姦などをするといった目的で盗む場合もあります。こうした薬品の盗難は増えています。もし万が一、盗まれたくスリが犯罪に使用されたら・・・医院そのものの信用も失墜することになります。
● この医院では、4階、5階で家族が住んでいました。もし、気付かないうちに泥棒が上の階にまで上がってきたとしたら・・、又、家族が物音に気がついて下に下りていって鉢合わせになったら・・・大切な家族の命が危険にさらされることになります。
● 今回は盗まれなかったパソコンですが、パソコンを盗まれると患者のカルテや個人情報が漏洩するということになり、被害者であるにもかかわらず加害者扱いになってしまうのです。
今回、警備システムや防犯システム、防犯カメラなどは付いていなかったのでしょうか?ニュースには何も記載がありません。しかし、「お医者様は金持ち」と多くの人が思うように泥棒も考えています。この医院では68万円もの現金がレジ等の中にありましたが、もしお金を置いていなかったとしても金目のものがある、パソコンや薬など換金できるものがあると考えて侵入するのです。
タミフルは今4倍もの価格で販売されているといったニュースもありました。
どんな手を使ってでもお金を手に入れたいと考えている泥棒にとっては、やはり確実な防犯システム、防犯対策を実施することが重要です。
大切なことは「建物の中に入らせないこと」。そしてその前に「泥棒に狙われないこと」が重要です。
狙わせない・入らせない「自主機械警備システムNEXT」がをお勧めします。
建物の外観で「警備実施中」であることを大きくアピールする。
建物に侵入される前に泥棒を検知し、音と光で威嚇撃退する。侵入者は「音・光・人目・時間」を嫌いますので、最もいやがる人目につきやすい状態、音と光による威嚇撃退が効果があるのです。
同時に万が一の異常発生を寝室にいる家族に知らせるとともに、携帯電話に瞬時にメール送信、その後音声通報する。
3段階の通報で異常発生をすみやかに知ることで、最適な対応をとることができます。
自主機械警備システムNEXT