防犯ブログ
2009年05月27日 巡回先の学校で警備員窃盗
警備員が警備先で窃盗するというあってはいけない事件が発生しました。同じ防犯業界の人間として非常に怒りを感じます。
●小学校に侵入し金を盗もうとしたとして県警捜査1課などは25日、大分市金池南2、警備会社「セコム」(東京都)大分統轄支社所属の警備員(22)を建造物侵入、窃盗未遂の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。
容疑は、19日夜から20日朝にかけて、大分市立松岡小学校で、1人で巡回警備中に合鍵を使用して職員室に侵入、現金を盗もうとしたとされる。職員の机などが物色された跡があったが、センサーが作動せず鍵なども壊されておらず、防犯カメラに容疑者らしき男が映っていたことから発覚した。今年2月中旬から5月中旬にかけて、同市内の小中学校で未遂も含め約10件の学校荒らしがあり、いずれも同支社の警備で、センサーなども作動しておらず、県警は関連を調べている。同社によると、容疑者は07年9月から、同支社に勤務している。
(5月26日 毎日新聞より引用)
一連の学校荒らしは、いずれも「ガラスを割る」といった侵入形跡がなく、警報装置が作動したケースもないことから、県警は警備員が関与した疑いが強いとみて調べていました。警報装置を切り、業務用の合鍵を使って忍び込んだ可能性もあると見て捜査を進めています。
職員のいない夜間から早朝にかけて職員室が荒らされたり、机の中から現金が盗まれたりする事件。
警備員が巡回警備を担当していた小学校に業務を装って窃盗目的で侵入し物色・・・「警備業の信頼を根幹から揺るがす行為」であり、許されないものです。
警備会社の警備システムの場合、「人による駆けつけ」が加わります。そのために、契約先の鍵を預かります。
警備や駆けつけそのものは「人力」、警備員そのものの人間性が重要となっていきます。
今回のような事件が発生しないよう教育や社会的使命感を持たせることが大切です。
警備システムだけでなく、セキュリティハウスのような自分の安全は自分で守る「自主機械警備システム」の設計・施工も同様です。営業や施工を担当する人間の質が大切です。
私たち防犯業界に携わる人間は、社会的使命感を持ち、縁あってシステムをご提供するお客様の「本当の意味での安心・安全」を提供することを常に意識し、日々精進する必要があります。
お客様に本当に安心していただくために・・。
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