防犯ブログ

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2009年06月12日 缶ビールを白昼堂々万引き!困ったものです。

インターネットニュースにこんな記事が載っていました。

「宮崎県都城市のスーパーから白昼堂々、大量の缶ビールを万引きしたとして鉄筋工ら5人が11日までに逮捕された。その数は23箱計552本分。スーパーの営業中にカートで堂々と店外に搬送。あまりに大胆すぎる手口だったため、警備員にあっさり気付かれ、御用となった。」
(6月12日 スポーツ報知より抜粋)

今回の白昼堂々の万引き事件。万引き犯らはスーパーの防犯装置(監視カメラなど)を気にするのでもなく、堂々とガレージに止めたトラックに店内カートを使ってどんどん運び出したようです。この奇妙な行動に対して警備員も気付き問いつめて5人中2人を取り押さえたそうです。

「こんな大胆な犯行が出来るはずがない!」と誰もが思ったのではないでしょうか。
一時期、郊外のATM機がパワーショベルなどの建築用重機で破壊して持ち去られる事件など、今までの常識(大胆なことをすれば目立ってしまう)を覆すような事件が多く発生しています。

これは現在の社会において、他人に無関心ということがあるのでしょうか。電車の中で携帯電話を大きな声で話をしていても、殆どの者は無関心で注意をされる方もいません。反対に下手に注意でもしたら反対に襲われてしまうこともあります。
今回の万引き事件は、人の無関心さをうまく利用した犯行ではないでしょうか。警備員が不信感をいだいて問いつめなければ、完璧な犯行だったのではないでしょうか。

現在、スーパーやコンビニなどでは万引き防止対策として、「監視カメラ」をあらゆる場所から監視を行っていますが、今回のような万引き事件では犯行の様子を撮影・記録するだけで、未然に防止する手段にはなりません。(あくまでも事後確認するだけ)

万引きを未然に防止する方法としては万引き防止装置などの設置が有効ですが、商品全てに取り付けることは難しいという問題もあります。しかし、取り付けられる商品だけでも取り付けることにより、若干でも効果があります。「万引き防止器を取り付けても意味がない。」と考えるのではなく「万引き防止器で少しでもロスをなくす。」という意味で設置することが必要ではないかと思います。

まあ、将来的には商品タグに万引き防止機能が含まれた物が出てくることを祈って、それまでは現在の最良なシステムで防止するしかありません。

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