防犯ブログ

  • 侵入手口
2009年06月17日 トラクター盗難

今泥棒は、「こんなものまで盗むの?」と思うようなものまで盗みます。
今回ニュースにあったのは「農業用トラクター」。

●伊賀市内の農村部で、今年に入って農業用トラクターの盗難事件が相次いでいる。
高いものでは1000万円以上し、農作業にも影響するとあって盗まれた農家には大きな打撃。伊賀署が注意を呼び掛けている。
 同署のまとめによると、管内では5月末までに13件(台)の盗難が発生。昨年1年間の8件と比べて大幅に増加しており最近では5月30日にも1台が盗まれる被害があった。
 発生場所は農村地帯が広がる伊賀市旧町村部が大半で、空き地や田畑のあぜ、シャッターを下ろしていない倉庫などに止めていたトラクターが狙われた。人目に付かない日没後から早朝にかけて盗まれたケースが多い。 大手メーカーによると、トラクターは1台300万〜400万円と高額。中には1000万円を超えるものもあるという。

 同署は転売目的の犯行とみて窃盗事件として捜査。犯人はトラックで乗り付けて運び去っているとみられ、パトロールを強化している。
同署は「トラクターから離れるときは必ず鍵を抜き、倉庫にしまって戸締まりも欠かさないように」と呼び掛けている。
(6月17日 中日新聞より引用)

今トラックや軽自動車、建設用重機などが盗まれる被害が発生しています。
何故??。それは一つには「換金できる」からです。
日本の自動車は海外では「故障せず丈夫で便利」と人気があります。
トヨタのハイエース、スズキワゴンなど特定車種が被害に遭っているのもそういう理由からです。

もう一つの理由は、換金可能な商品にかかわらず、屋外に置かれており防犯対策が十分でないからです。
今回のトラクター。その多くは空き地や田畑のあぜ、シャッターを下ろしていない倉庫などに止めていたトラクターです。
泥棒からしてみると、屋外に現金が「どうぞ」と置かれているようなものなのです。

倉庫には施錠を・・という警察発表ですが、泥棒ですから施錠をしているから盗まないとは限りません。
特に田んぼの中の倉庫であれば、泥棒の最も嫌いな「人目」にも付きずらい環境です。
つまり泥棒しやすい環境の中に、換金しやすいものが放置されている。
そういう状態を打破し、泥棒が嫌がる環境を作ることが重要です。

倉庫に必ず入れて施錠するのは当たり前。
出来れば、倉庫への不審者侵入を検知する防犯センサーを設置し、異常時には携帯電話に自動通報されてくるシステムを導入されることをお勧めします。
電話回線がない場所でも動画を送信できる「見える自主機械警備システム」がお勧めです。
異常を動画で確認でき、その場でベルを鳴らすだけでなく、自分の声をスピーカーから出して「コラー」と威嚇することもできます。画像を見ながら行うことができるので非常に安心です。

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