防犯ブログ

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2009年06月23日 日中空き巣団37人摘発 近畿で158件、1億6千万円被害

中国人と日本人のコラボレーション。
これが文化や企業活動であれば非常に良いのですが、「窃盗」つまり泥棒稼業の上でもコラボレーションが目立っています。中国人窃盗団の中に、日本人が情報屋、運搬屋、換金役となるケースです。

実行犯は窃盗を繰り返すプロの中国人。ピストルや小刀などの武器を持ち、その武器の使用も日本人以上に慣れています。
犯行場所への車の運転、どこに行くと金になるかの情報を集める情報屋、そして通帳やカードからお金を引き出したり、盗んだパソコンや家電製品などを換金する換金役を、怪しまれず、土地カンのある日本人が実施する・・という分業化が進んでいるのです。
見張り役という役もあります。侵入した建物の外で、家人が戻ってこないかどうかを確認するとともに、時間をストップウオッチで図り、時間が経過したら合図を送るというものです。

そうした中国人窃盗団のリーダーが逮捕されました。

●和歌山を除く近畿2府3県で高級住宅を狙った空き巣を繰り返したとして、京都、大阪、奈良、滋賀の4府県警は22日、中国人と日本人のグループ計37人を摘発し、計158件、被害総額約1億6000万円の犯行を裏付けたと発表した。また、4府県警は同日、窃盗などの容疑でグループの中国人リーダーA容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑では、A容疑者は昨年3月11日、中国人3人、日本人1人と共謀し、奈良県王寺町の無職の男性(83)宅に侵入し、現金6万5000円や商品券など71点を盗んだとされる。何容疑者は容疑を否認しているという。

 京都府警によると、何容疑者らは、日本人リーダーの無職男B(40)=別の窃盗罪などで公判中=らと共謀し、日本人が運転手役、中国人が窃盗の実行犯という役割分担で、主に昼間に空き巣を繰り返したという。
B被告らは平成19年10月〜20年9月の間に、計200件の空き巣の犯行に加担したと供述しているといい、府警などで捜査を進める。
(6月22日産経新聞より引用)

9ヶ月間で200件。1ヶ月22件というペースです。
中国人窃盗団の手口は「凶悪化」「組織化」「短時間化」という現在の犯罪の特徴をもっとも持っています。
今回のリーダーは逮捕されましたが、これで安心はできません。

日本で暗躍している中国人を始めとした外国人窃盗団はまだまだ沢山存在しています。
そして、どんどん入国してきます。
何故なら、「日本で数年稼げば国に帰れば豊かな生活ができる」からです。
日本との物価水準、所得水準。10万円が年収といったこともざらです。

そして「日本人の防犯意識の低さ
「体感治安の悪化」を感じていても、それでもまだ「我が家には盗られるものがないので泥棒には入られない」と信じている方がいかに多いか・・ということを、防犯講演会などで痛感します。
特に地方都市や町にいけば行くほど、まだまだ日本の防犯意識は低いと感じます。
だからこそ、外国人窃盗団は「犯罪は地方の時代」と言えるほど、防犯意識の低い地方で稼ぎ、都会で換金するというヒットアンドアウェイを繰り返すのです。

「日本の常識は海外での非常識」
例えば自動販売機。日本ではああたり前の光景ですが、外国では自動販売機の見当たらない国も多いです。
自動販売機を見て「日本人は道路にお金を置いている・・と驚いたという話を聞いたことがあります。
二重扉、二重窓が当たり前という国も多いのです。
そういう国から見て、やはり日本は「お金持ちで防犯意識が低く、武器も持っていない、狙いやすく侵入しやすい対象」なのです。

そういう外国人窃盗団に対しては、建物の中に入られるともし万が一出くわすと命まで危険にさらされる・・ということになるため、建物の外で食い止める、ということが重要です。
そのためにも、外周警備、窓・扉の開閉検知を重点に置いた、その場で「音と光」による威嚇撃退をする防犯システムをお勧めします。
短時間で犯罪を終了しますので、IP回線を使用して侵入センサーが不審者を検知した5秒後にはメールで異常発生を確認できることが大切です。5人に同時に送信することができます。
そして、見落しを防ぐためにすぐに音声にて通報が送られてきます。
そうした「自分で自分の安全は守る」自主機械警備システムNEXTをお勧めします。

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