防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2009年06月25日
セルフ式ガソリンスタンド(GS)の精算機荒らしの手口
セルフ式ガソリンスタンドの精算機を狙った犯罪が昨年年末から1月にかけて多発しましたが、その手口に関してご紹介します。
●大阪、京都、兵庫、奈良の4府県で昨年末から今年1月にかけて、セルフ式ガソリンスタンド(GS)の精算機が荒らされ現金が盗まれた事件で、大阪、京都両府警は24日、窃盗容疑で4名を再逮捕、1人を指名手配したと発表した。
4府県では32件のGS盗(被害総額約224万円)が確認されており、両府警は防犯ビデオの映像や手口などから5人組の犯行とみて裏付け捜査を進める。
逮捕容疑は、1月8日未明、京都市西京区と京都府亀岡市のセルフ式GS3店舗で、バールなどで精算機を壊し、現金計29万7000円を盗んだとしている。
4人は大筋で容疑を認め、「カネは山分けし、覚醒(かくせい)剤の購入代やばくちに使った」と供述。ほかに数件の関与を認めているという。
5人組は2台の乗用車に分乗。1カ所につき数十秒〜数分の短時間で精算機を破壊し、次の犯行場所まで移動する手口で犯行を繰り返していたとみられる。
昨年9月以降、近畿一円の携帯電話販売店ドコモショップで携帯電話が盗難に遭う事件が相次ぎ、この捜査過程でGS盗グループとの接点が浮上。長友容疑者ら4人は、昨年11〜12月に大阪府内のドコモショップ3店舗で発生した盗難事件に関与したとして、大阪府警に窃盗容疑などで逮捕されていた。
(6月24日 産経新聞より引用)
セルフ式ガソリンスタンド、形態電話販売店、と場所は変わっても、侵入手口の基本的特徴は変わっていません。
● 組織化・・・複数名で乗用車で現場に移動、一晩で何箇所も侵入窃盗を繰り返す。
● 短時間化・数分で犯行を終了。
● 分業化・・・実行犯、見張り役、運転手など分担を決め実施。
● 凶悪化・・・武器を所有。
こうした窃盗団に狙われないためにどうすべきか?
● 建物外の段階で「ここはやばい」と思わせるような防犯システムを見せて設置する。「抑止(予防)」
● 音と光で侵入や異常を検知した時点で威嚇撃退する。
● 携帯ショップなどの場合には犯行を継続させないために侵入検知後霧を噴射、視界を遮る。
幾十にも対策を行うことで被害を最小に押さえることができます。