防犯ブログ
- 侵入手口
2009年06月26日
黒装束で民家忍び込み300件 千葉県市原市
民家への忍び込みを約300件繰り返したとして、25日、窃盗(忍び込み)の疑いで、市原市姉崎の無職の男(39)=別の窃盗罪などで起訴=を千葉地検に追送検しました。
男は「金はギャンブルやホテルの宿泊費に使った」と容疑を認める供述をしているという。
調べによりますと、男は平成20年3月7日午前2時ごろ、同市五井の自営業の男性=当時(58)=方に忍び込み、現金約84万円と高級腕時計(約200万円相当)などを盗んだ疑いが持たれています。
男は13年〜今年1月までの間に、県内を中心に約300件の民家への忍び込みを繰り返し、被害総額は約3800万円に上るという。
男は市原市内のホテルに長期滞在し、毎回決まった場所で上下黒の服に着替えて犯行に及んでいたとされています。
<6月26日8時0分配信 産経新聞より>
黒装束という衣装が暗闇にまぎれて目立たないと考えての犯行でしょうか。
街灯などで明るく照らされているところで出くわせば、逆に目立ちますし、不審者と思われるでしょうが、犯行時間を見ていると深夜2時に民家に侵入ということですから、人もいない可能性が高いのでしょう。
おそらく、事前に下見を行い、人に見られない黒装束に着替える場所の確保、街灯が薄暗いルート、深夜の通行人の状況などを確認していたのではないでしょうか。
とりあえず黒装束を持って出かけ、出たとこ勝負で犯行に及んでいたのではないと思います。
人がいる建物に侵入し、家人と出くわすリスクを冒しながらも犯行を継続していたようですが、防犯システムに対してはどのように対応していたのでしょうか。
家にいながら無人の部屋や場所だけを警戒する防犯システムの活用法もありますので、簡単に忍び込みを繰り返すことは難しいと思います。
やはり、こちらも事前の下見を行い、防犯システムや防犯カメラが設置されていない家を選定し、侵入のターゲットとしていた可能性もあるのではないでしょうか。
事前に防犯対策を行うことで、泥棒のターゲットから自然に外れるというターゲットの選別漏れという効果、また、その場所での犯行を思い留まらせる犯罪の抑止効果も期待できます。
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