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2009年07月10日 福岡で性犯罪多発 屋内の被害8割が無施錠

人口当たりの強姦(ごうかん)事件発生件数について、福岡県が2005年から4年連続で全国最多を記録しています。
08年の人口10万人当たりの発生件数は2・41件で、2位の香川県の2・19件を引き離しての全国ワーストです。
性犯罪が起きやすい夏を迎え、福岡県警は、一人暮らしの女性らに戸締まりの徹底を呼び掛けるなど、対策に力を入れています。

■福岡県警 防犯意識高めて
県警によると、県内で08年に発生した強姦事件は122件で、半数は屋内で起きました。
うち8割が無施錠の窓や玄関から侵入されて、被害に遭っていました。
県警は「戸締まりさえしておけば、防げたケースも多いはずだ」とみている。

福岡県には企業や大学がたくさんあり、就職や進学で大勢の若い女性が九州全域から集まってきます。
このため県の全人口に占める15−29歳の女性の割合は8・79%と全国で2番目に高いようです。
県における強姦事件の被害者の約8割が、この年齢層の女性たち。

県警は「地方出身の若い女性の一部は、出身地域の習慣のまま窓やドアを施錠しない人もいるが、福岡ではそれは危ない」と注意を促している。
人間関係が希薄とされる福岡の都心部などでは、住民同士の見守りが行き届かず、犯罪が起きやすい、との指摘もあります。

不動産仲介業「ドッとあ−る賃貸」福岡本部(福岡市)によると、福岡で一人暮らしをしようとする女性の多くは、入り口がオートロックのマンションで2階以上を最低条件に部屋を探すという。
しかし県警によると、オートロックのマンションでも、無施錠の非常階段を使う手口などで侵入されるケースもあるようです。

管内の女子大学生向けに防犯教室を実施している早良署の江口正嘉生活安全課長は「女性物の洗濯物はベランダに干さないこと。郵便物をゴミとして捨てる場合は裁断して処分するなど、一人暮らしだと分からないように工夫して」と呼び掛けています。
<7月9日15時7分配信 西日本新聞より>

福岡県での性犯罪が全国ワーストワンというのは意外な気がしました。
しかし、福岡県に就職や進学で大勢の若い女性が九州全域から集まってきて、その地方出身の若い女性のなかには、以前の地域の習慣のまま窓やドアを施錠しない人もおり、無施錠の部屋が多いという理由に納得しました。

福岡だけでなく、人間関係が希薄とされる都心部の住民は、地域の住民同士の交流などもなく、隣に誰が住んでいるかも知らないような人間関係のところが多いでしょう。
誰か不審者がうろうろしていても、誰か分からない訳ですから、住民の人も注意しようがありません。
また、他人に無関心な人も増えており、犯罪者はそれらを利用して犯行を行います。

福岡県警が防犯意識を高めるように呼び掛けていますが、それぞれ個人が防犯意識を持つことがまず必要です。
自分は被害には遭わないだろうという何の根拠もない自信を持つことによって、思わぬ被害を被る場合があります。

まさか、自分や家族が被害に遭うとは・・・。被害に遭われた方がまず考えることではなないでしょうか。
そうならない為に実際に被害に遭う前に防犯対策を行うのです。
被害に遭ってからの防犯対策は意味がないとは言いませんが、被害に遭ってしまったものはどうにもなりません。
盗まれたり、壊されたり、すべて自分で何とかしなければなりません。
保険で補償するという考え方もあるでしょうが、元通りにするには時間もお金も労力もかかります。
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