防犯ブログ

  • 侵入手口
2009年07月14日 空き巣を義理兄弟3人で180件。

平成20年の「侵入窃盗」155、047件の内、43.5%を占めるのが「空き巣」です。
住宅対象に家人が留守中を狙ってそっと忍び込む手口です。
平成20年には91、082件発生しています。
その「空き巣」を日中義理兄弟3人で180件行っていました。

●埼玉県警捜査3課と朝霞署などは8日、窃盗の疑いで、中国籍で蕨市錦町の無職A(29)ら中国人2人と日本人1人=いずれも窃盗罪で公判中=をさいたま地検に追送検した。

3人は義理の兄弟。
平成20年9月25日〜21年2月18日の間に、埼玉や群馬など4県下で一戸建て住宅を狙った空き巣を180件繰り返していた。被害総額は約9300万円に上るという。

3人は共謀して2月18日、前橋市の男性会社員宅にガラスを割って侵入。現金約4万2000円とネックレスなどの貴金属計25点(計65万8000円相当)を盗んだなどの疑いが持たれている。
(7月9日産経新聞より引用)

一戸建て住宅への侵入手口の40.5%が、この「ガラス破り」です。
そして二番目に多いのが「施錠せず」39.3%。
「窓」から「窓をいかに防犯対策をするか」が一戸建て住宅の防犯対策の基本です。

「施錠をしていない」というのは泥棒に入ってください、と言っているようなもの。
ところが、夜間ベランダなどの窓を開けたり、風呂場、トイレの窓を換気のために開けたままの家は多いのです。
まず、「窓の施錠は必ず実施」これは防犯の基本です。

但し、クレセント錠は防犯面では非常に弱く、ガラス破りで簡単に開けられてしまいます。
そこで補助錠を追加する必要があります。窓ロックなどがお勧めです。
但し、泥棒に狙われてしまうと、それも少々時間がかかっても突破されることがあります。

泥棒が嫌がる「侵入防止4原則」である「目」「音」「光」「時間」を有効に使用し、泥棒の嫌がる環境を作ることこそ防犯対策では重要です。ですので、窓には「窓開閉検知センサ(マグネットセンサー)」を設置し、窓がこじ開けられるとすぐに大音量の防犯ベルを鳴らし威嚇撃退するという防犯システムが効果があるのです。
音が鳴る・・というのは、その音に驚くだけでなく、「自分の侵入行為が気付かれた」ということを意味していますし、「誰かに顔を見られるかもしれない」と、泥棒は侵入行為を継続させることができないのです。

一戸建て住宅防犯対策

加盟企業専用ページはこちら