防犯ブログ
- 侵入手口(医院)
2009年07月15日
病院専門に窃盗。全国12県。
病院たずねて全国窃盗行脚。
●夜中に個人病院などに侵入し、盗みを繰り返したとして、宮城県警と北海道警は13日、窃盗容疑などで男2名=いずれも別の窃盗事件で起訴=を逮捕した。2人は「生活費欲しさでやった」と容疑を認めているという。
2人は共謀して2008年10月に仙台市太白区長町の歯科医院に侵入し、現金約10万円を盗んだ疑い。
宮城県警3課などによると、2人は05年ごろから、フェリーや電車で移動し、新潟、静岡両県など東北から中国地方の全国12県で盗みを重ねたとみられる。被害は病院を中心に数十件、計約200万円に上るという。
(7月14日時事通信より引用)
何故病院ばかりを狙っていたのでしょうか?
この窃盗犯の供述はニュースに出ていませんでしたが、別の病院専門の窃盗犯は「病院は警備が甘い」と供述しています。特に入院患者がいるような病院は、24時間人が出入りできるよう、専用出入り口がどこかに開いていることが多いです。そして夜間歩いていて出くわしても誰も不審に思いません。
事務室の金庫、職員の机、パソコン、薬品、そうしたものが狙われます。
今回捕まった泥棒は現金専門のようですが、パソコン専門に盗み換金する泥棒、薬品ばかりを盗む泥棒もいます。
パソコンの場合には患者の個人情報、病歴などデータが入っています。
そのデータがパソコンと共に流出してしまうと、信用問題にも発展するし、今後の医療にも支障が出ます。
たちまち翌日、診察が満足にできないということになってしまいます。
病院に関しては、時間外の事務室、薬品棚、パソコンなどのある診察室などを防犯システム、入退出管理システム、防犯カメラで守ることが大切です。
又、新生児の連れ去り事件も発生していますし、最近は介護士に対する暴力も問題化してきています。
新生児連れ去り防止システム、非常押しボタンなども設置される病院が増えています。