防犯ブログ
- 侵入手口
2009年07月21日
ATM侵入未遂 シャッター縦1メートル、横80センチ焼いて切断
20日午前4時20分頃、大田原市下石上に設置されていた栃木銀行のATMで異常を知らせる警報が鳴りました。
警察が駆けつけたところ、ATMのシャッターに縦1メートル、横80センチの穴が開けられ、何者かが侵入した形跡がありました。しかし、現金は奪われていなかったということです。
シャッターには燃やされた跡があり、警察は何者かがガスバーナーのようなもので時間をかけてシャッターを焼いて切断したものの、警報が鳴ったため何も取らずに逃げたとみて窃盗未遂として調べています。
<7月20日15時4分配信 TBSより>
バーナーのようなものでシャッターを焼き切る侵入手口ですが、縦1メートル、横80センチという大きな穴でも時間をかければ開けられるということです。
時間をかけて苦労して焼き切ったようですが、その後侵入したところ、防犯システムが作動し、警報が鳴ったためにそのまま逃げだしたということです。
ATMや金融機関などには防犯システムに加えて、防犯カメラシステムも設置されているところがほとんどです。
事前に下見を行わずともそれぐらいは分かりそうなものですが・・・。
侵入して警報装置が作動して驚いたのでしょうか。
おそらく防犯カメラも設置されているでしょうから、さらに映像も記録されるというリスクがあるはずです。
つまり、ATMや金融機関には現金など大金が置かれている可能性は高いのですが、侵入する、盗みだすにはそれなりのリスクが生じます。
それらを比較して犯行を行うのが犯罪者です。
防犯対策を事前に行っておくことで、犯罪者の犯行対象から外れるという効果があります。
リスクが高くてもとにかく犯行を行おうとする犯罪者の犯行を防ぐことは難しいですが、普通の犯罪者が自分が捕まることをできるだけ避けようとします。
これが防犯対策の効果です。
金融機関の防犯対策